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ソニックデザイン、新型「プリウス」(60系)用「SonicPLUS」フルレンジモデル3グレード・計9機種

2023年7月29日 発売

7万円~45万7000円

トップグレードモデル「SFR-TJW60F」(フロント+リアセット)

 ソニックデザインは、純正カーオーディオシステムの高音質化を実現する車種別スピーカーパッケージ「SonicPLUS」(ソニックプラス)シリーズの新商品として、トヨタ「プリウス」(60系)に1つのモジュールでワイドレンジ化を実現した高音質スピーカーパッケージ3グレード・計9機種を7月29日に発売した。

 発売される商品ラインアップと価格は、スタンダードモデルの「SFR-TJW60E」(フロント+リアセット)が13万1000円、「SF-TJW60E」(フロントセット)が7万1000円、「SR-TJW60E」(リアセット)が6万円。ハイグレードモデルが「SFR-TJW60M」(フロント+リアセット)が25万3000円、「SF-TJW60M」(フロントセット)が13万3000円、「SR-TJW60M」(リアセット)が12万円。トップグレードモデルの「SFR-TJW60F」(フロント+リアセット)が53万円、「SF-TJW60F」(フロントセット)が28万円、「SR-TJW60F」(リアセット)が25万円。

スタンダードモデル「SFR-TJW60E」(フロント+リアセット)
スタンダードモデル「SF-TJW60E」(フロントセット)
スタンダードモデル「SR-TJW60E」(リアセット)
ハイグレードモデル「SFR-TJW60M」(フロント+リアセット)
ハイグレードモデル「SF-TJW60M」(フロントセット)
ハイグレードモデル「SR-TJW60M」(リアセット)
トップグレードモデル「SF-TJW60F」(フロントセット)
トップグレードモデル「SR-TJW60F」(リアセット)

 今回発売されるSonicPLUS トヨタプリウス(60系)専用モデルは、オールインワン・コンセプトを推し進め、シングルドライブ・シングルウェイでワイドレンジ化を実現したエンクロージュア一体型スピーカーモジュール。

 入念な実車検証により、装着性と音質を確認したトヨタの新型プリウス(60系)専用設計とし、純正スピーカー装着車のフロント、リアドアスピーカーと、無加工で交換装着が可能。取り付けに対する時間と費用を軽減できることも大きな特徴となっている。

 SonicPLUS トヨタプリウス(60系)専用モデルは、高剛性・低共振の新開発アルミハイブリッドエンクロージュアに、77mm口径ワイドレンジドライバーを搭載。可聴帯域の大半をカバーする33~2万Hzもの再生周波数レンジをクロスオーバーネットワークなしのシングルウェイで実現し、解像度の高いクリアな音質とした。

 トップグレードモデルのSFR-TJW60F、SF-TJW60F、SR-TJW60Fには、従来のピュアアラミド振動板を進化させたオールピュアアラミド振動板採用の77mmスピーカーユニット「SD-N77Fi」型を搭載。最高品質のピュアアラミド素材をコーン部だけでなくセンターキャップ部にも贅沢に使用し、最適な音質チューニングを実施することで、中~高音域の広範囲で歪率と周波数レスポンスを改善。クリアでしなやかな新次元の高音質を実現している。磁気回路は高密度ネオジウムマグネットとナローギャップ・モーターシステムを組み合わせたコンパクトな外磁型とし、エンクロージュア内容積をより有効に活かせるよう配慮されている。

 ハイグレードモデルのSFR-TJW60M、SF-TJW60M、SR-TJW60Mには、しなやかさと剛性とのベストバランスを追求したマイクロファイバー編み込み樹脂振動板「CMF(クロスマイクロファイバー)コーン」と、高密度ネオジウムマグネットナローギャップ・モーターシステムによる外磁型磁気回路を採用したハイグレード仕様の77mmスピーカーユニット「SD-N77M」型を搭載。音楽の素顔を映し出す緻密な表現力と情報量、リアルで引き締まった中低音を再現する。

 スタンダードモデルのSFR-TJW60E、SF-TJW60E、SR-TJW60Eには、カーボンファイバー含有のオリジナル樹脂コーンを無塗装・無着色のノンコート・ファイントリートメントで表面処理したDMF(ディファインド・マイクロファイバー)コーンと、ガラス繊維編み込み式センターキャップを採用した77mmスピーカーユニット「SD-N77E」型を搭載。高密度ネオジウムマグネットナローギャップ・モーターシステムによる外磁型磁気回路、振動板の正確な動作を支えるアルミモノブロックフレームなど上級シリーズの高度な基本設計を踏襲し、ソニックデザイン基準のナチュラルで心地よいサウンドを妥協することなく再現している。

 また、「ダンプドブラケット」などにより取り付け周辺部の高剛性・低共振化も進めたことで、装着位置が低く適切な音場感が得にくいとされるドアマウントスピーカーでありながら、自然な定位感と音場感を再現。独自のドア内エンクロージュア方式を全機種に採用し、種素材のアルミダイキャスト製フロントバッフル+特殊樹脂製バックチャンバーを強固に結合して共振を分散させる2ピース構造とも相まって、車外への気になる音漏れや、内装材などの共振に伴う音質劣化も大幅に解消させた。

 加えて、トップグレードモデルとハイグレードモデルには、エンクロージュア一体型ドアウーファーモジュールの周囲に取り付けることで、スピーカー(ウーファー)前面と内装材との間に発生する反射や共振などを抑制し音を効率的に導く「アコースティックコントロールエレメント」をトヨタ車向けとして初採用。トヨタの新型プリウス(60系)のドア内部構造に合わせて最適化したエレメント形状と、特別に吟味したマイクロラバーセル構造のエレメント材が優れた静音・道音効果を発揮し、不要共振を抑えたクリアなサウンドと、より豊かで自然な中低音再生を実現している。

 なお、アコースティックコントロールとは、これまでソニックデザインが培ってきた音響解析・補正ノウハウによってオーディオシステムの再生環境を改善し、システム本来のポテンシャルを引き出してよりよい音を実現するためのテクノロジー&コンセプトの総称。SonicPLUS プリウス60系には、アコースティックコントロールハウジング一体型トゥイーターモジュール「ACトゥイーター」とエンクロージュア一体型ドアウーファーモジュール「ACエレメント」に採用されている。

新型プリウス