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トヨタ 佐藤恒治社長、スーパー耐久オートポリスを視察 「現場に訪れる人たちの素直な声や反応は重要」

熊本 花屋 はな輔の方たちとコミュニケーションしていたトヨタ自動車株式会社 代表取締役 佐藤恒治氏

 6月14日、正式にトヨタ自動車 代表取締役社長に就任した佐藤恒治氏。社長就任前からも世界最大級の自動車会社の次期社長として、新しい会社の方針を発表したり、2026年から発売する次世代のバッテリEVについて発表したりするなど新しいトヨタの代表として積極的に活動している。

 佐藤社長は、社長就任以前はGAZOO Racing Company PresidentとLexus International Co. Presidentを兼任していたこともあり、モータースポーツの現場にも常にその姿が見られた。

子供にサインを申し込まれ、子供目線でコミュニケーション

 社長に就任してから若干足が遠のくと思いきや、社長業の一環としてか、気がつくとイベント広場などクルマユーザーが興味ありそうな場所を歩いていたりする。

 7月29日~30日にオートポリスで開催されているスーパー耐久第4戦でもその姿は見られ、トヨタのクルマを使って移動店舗を展示していた熊本 花屋 はな輔のブースなどを視察。多くの出展者とコミュニケーションを取っていた。

 今回のオートポリスにおけるトヨタの取り組みとして大きなインパクトのあったのが、レクサスが行なったステアバイワイヤ搭載プロトタイプ車の先行一般試乗。これについて、その意図を聞いてみた。

 佐藤社長は、「今は(技術を)隠していて、どうだすごいだろうという時代ではない。早めにお客さまの声を聞いて、よりよいものにしていくことが大切」という。

 とくに、モータースポーツイベントに訪れてくれる方は、クルマに対する理解度の高い方のため、「現場に訪れる人たちの素直な声や反応をいただけるのは重要」と語ってくれた。

 その後も、子供にサインを要望されたり、記念写真に一緒に収まったりと休みなくイベント広場を移動していた佐藤社長。オートポリスへの移動も、ヨーロッパから東南アジアを経由してのものとなっており、世界でビジネスをしつつ、日本のクルマ好きの声を多数聞いていたようだ。