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ホンダ、北米向け新型EV「プロローグ」を「ジャパンモビリティショー2023」に展示

2023年9月29日 発表

北米で2024年年初に発売予定の新型EV「プロローグ」

 本田技研工業の米国現地法人アメリカン・ホンダモーターは9月28日(現地時間)、北米で2024年年初に発売予定の新型EV「プロローグ」を発表した。

 プロローグは、GM(ゼネラルモーターズ)の「アルティウム」バッテリを搭載したGMとの共同開発モデル。ホンダでは2040年までにEV・FCEV(燃料電池車)販売比率をグローバルで100%とする目標を掲げ、各地域の市場特性にあわせたEVの投入を進めており、プロローグは北米におけるEV本格展開の先駆けとなるモデル。

 日本でも、東京ビッグサイトにて開催される「ジャパンモビリティショー 2023」(プレスデー:10月25日~26日、一般公開日:10月28日~11月5日)のホンダブースで「プロローグ」の展示を予定している。

北米で2024年年初に発売予定の新型EV「プロローグ」

北米で2024年年初に発売予定の新型EV「プロローグ」

 プロローグに採用される電動パワートレーンは、シングルモーターの2WD(FF)とデュアルモーターの4WDの両仕様を設定。デュアルモーター仕様では、最高出力約288HP、最大トルク約333lb.-ft.を発生する。

 走行性能では、フロントとリアにプロローグのために最適化したマルチリンク式のサスペンションを採用。ホンダが培ってきたダイナミクス技術によるスポーティな走りをベースに、パワフルな加速と意のままの走りを実現させるという。

 航続距離は、85kWhのバッテリを搭載し、EPA(米国環境保護庁)が定める基準で300マイル(約482km)以上を目指す。また、DC急速充電では150kW以上の高出力充電にも対応し、約10分で航続距離65マイル(約104km)相当の充電ができるなど、外出先での充電を素早く行なうことができる。

 充電規格はCCS(Combined Charging System)用充電ポートを採用しているが、2025年以降、充電アダプターを用いることで北米充電規格NACS(North American Charging Standard)にも対応できるよう開発を進めているとしている。

北米で2024年年初に発売予定の新型EV「プロローグ」