ホンダ、青山本社ビル建て替えを決定 2030年度の完成を目標に新ビル建設

東京青山にあるホンダの本社ビル「ホンダ青山ビル」

　本田技研工業は9月27日、東京都港区南青山に所有する本社ビル「ホンダ青山ビル」を、2030年度の完成を目標に新たなビルに建て替えると発表した。

　現在のホンダ青山ビルは2025年春に解体し、2030年度の完成を目標に同地に新たなビルを建設。建て替え期間中、同ビルに勤務していた従業員は、港区虎ノ門の「T-2Project」と埼玉県和光市の「ホンダ和光ビル」にて業務を行なう予定。

　ホンダ青山ビルは1985年8月に竣工、今年で38年が経過している。新たなビルへの建て替えを決定したことについては「社会や産業が急速に変革に向かう状況の中で、ホンダは将来にわたり人々や社会から『存在を期待される企業』であり続けることを目指しています。そのために、『イノベーションを生み出す変革と発信の拠点』となるグローバル本社機能を構築することが必要」と考えてのこと。

　移転・建て替えスケジュールは、移転先での業務開始を2025年春、解体、新築工事を2025年度～2030年度、新たなビルでの業務開始を2030年度として計画。新たなビルでは、Hondaフィロソフィーや、MM思想に加え、環境・安全・対話・発信・持続・調和の6つの思想を取り入れたビル設計を計画しているとしている。