スバル、バッテリEV「ソルテラ」改良モデル 寒い場所での急速充電量を増加させたほか安全機能を拡充

ソルテラ改良モデル

　スバルは10月25日、「ソルテラ」改良モデルを発表した。価格は「ET-SS」の2WD（1モーター）モデルが627万円、4WD（2モーター）モデルが671万円、「ET-HS」の4WD（2モーター）モデルが715万円。

　ソルテラは、BEV（バッテリ電気自動車）ならではの新しい価値や、長年にわたって大切に培ってきた「安心と愉しさ」というスバルならではの価値を詰め込むことで、地球環境に配慮しながらもこれまでのスバルのクルマと同様に選んでもらえる実用性を持ったスバル初のグローバルBEV。より快適に乗れるように2023年5月にはソフトウェアアップデートを実施し、急速充電の回数や充電速度、メーター表示における充電容量をパーセント表示とするなど実用性を高めた。

　今回の改良では、SUBARU Safery Senseの機能を拡充し、渋滞時の疲労を軽減して長時間の運転をサポートするアドバンスドドライブ（渋滞時支援）とレーンチェンジアシスト（LCA）や見通しのわるい交差点での衝突回避をサポートするフロントクロストラフィックアラート（FCTA）を設定。さらに、後方車両から追突される可能性が高いとシステムが判断した場合に後方車両に注意喚起を行なう接近警報や、停車中に後方から接近する車両の衝突が避けられない場合にブレーキを作動させて衝突された後の二次衝突被害の回避・軽減に貢献するセカンダリーコリジョンブレーキ（停車中後突対応）などの機能を新たに採用し、安全性能を向上した。

　また、オーバルステアリングホイールを採用し、先進感とスポーティ感を演出するとともに、メーター視認性を向上。さらに、冷間時のバッテリ暖機性能向上などにより外気温による充電時間のばらつきを低減。低温環境下において電欠ランプ点灯時から80％までの急速充電時間を最大で約30％削減（外気温－10℃の環境下で90kW急速充電器で充電した場合の充電時間、開発時における試算値）することで、シビアコンディションにおけるBEVの実用性を向上させた。

ソルテラのインテリアイメージ