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スーパー耐久、シリーズチャンピオンを狙うルーキーレーシング オーナーの豊田章男氏も岡山に登場

ルーキーレーシングのモリゾウ選手としても知られる豊田章男氏。本日はオーナーとしてチームを応援

シリーズチャンピオンを狙うルーキーレーシング、オーナーの豊田章男氏も応援に駆けつける

 10月21日~22日の2日間にわたってスーパー耐久第6戦岡山が岡山国際サーキットで開催されている。このスーパー耐久では、参加車両により、ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1~5などさまざまなクラス分けを実施。各クラスでチャンピオン争いが繰り広げられている。

 この最速クラスとなるのがST-Xクラス。国際的なカスタマーレーシング車両であるGT3車両が競っており、スーパー耐久の総合優勝を狙えるクラスである。今シーズン、第5戦まででポイントリーダーに立っているのが14号車 中升 ROOKIE Racingの中升 ROOKIE AMG GT3。ルーキーレーシングといえば、オーナーである豊田章男氏自らが32号車 水素カローラで参戦しているが、メルセデス AMG GT3で鵜飼龍太選手、蒲生尚弥選手、平良響選手、片岡龍也選手権監督がシリーズランキングを争っている。

シリーズチャンピオンを狙える位置に付けている14号車 中升 ROOKIE AMG GT3

 この第5戦では、32号車 水素カローラ、28号車 ORC ROOKIE GR86 CNF conceptは参戦しておらず、14号車でのシリーズ争いに注力した形になっている。豊田章男氏がモリゾウ選手としてドライバーを務める32号車はお休みとなっていたが、オーナーとして岡山国際サーキットに姿を現わした。

 10月25日から自工会(日本自動車工業会)主催の「ジャパンモビリティショー2023」が開幕する(一般公開は28日から)ため、トヨタ自動車会長はもちろん、自工会会長を務める豊田章男氏が岡山国際サーキットに姿を現わすとは思っていなかったのだが、チャンピオン争いを繰り広げる自チームの応援にかけつけていた。

 予選日の朝礼では、「ルーキーレーシングというと、ST-Qクラスでカーボンニュートラル、意思ある行動と情熱で未来をつくるに取り組んでいますが、もう一つ顔があります。それはスーパー耐久で優勝が狙えるチーム。中升集団にお願いをして、メルセデスを投入しています。今までのところいろいろあったけど、今トップを走っています。ぜひとも、最後の結果は運かもしれないけど、さっき東條さん(チーフエンジニア)が言ってくれたように、楽しみながら、変化を楽しみながら、心を一つに優勝という2文字を狙っていく。ぜひとも安全にかつ、優勝を狙うところで、今回私、その応援にまいりました」と、オーナーとしてあいさつ。チームに活力を与えていた。

 予選結果は、見事14号車 中升 ROOKIE AMG GT3がポールポジションを獲得。決勝レースを有利に進めていける速さを見せた。

 スーパー耐久では、22日13時30分から始まる3時間の戦いを公式チャンネル「S耐TV」でライブ中継。ST-Xクラスなどの戦いを見ることができる。

ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE 第6戦 スーパー耐久レースin岡山 Group.1決勝