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コーデバイ、ノースフェイスらと共同製作した「ランクルプラド」をジャパンモビリティショー2023に出展 マットブラックのハイエースも展示
2023年10月24日 07:07
- 2023年10月23日 発表
アウトドアブランド「THE NORTH FACE」らと共同製作
トヨタ・コニック・プロが提供するスタイルドカーブランド「CORDE by(コーデバイ)」は10月23日、ジャパンモビリティショー2023(一般公開日:10月28日~11月5日、場所:東京ビッグサイト)にて、「ランドクルーザープラド」のコンセプトモデルを展示すると発表した。場所は東8ホール「キャンピングカーエリア」内トヨタブース。
コーデバイは、独自の世界観や価値を持つさまざまなパートナーと共に、既成の新車や従来のカスタムカーとは異なる独自の個性を手軽に加えた「スタイルドカー」を通して、世の中にクルマをもっと長く愛する文化を広め、サステナブルなクルマ社会の実現を目指すトヨタグループのカスタム中古車ブランド。
今回展示するランドクルーザープラドのコンセプトモデルは、「1台のクルマをもっと長く愛せるようにすることで、サステナブルなクルマ社会の実現を目指す」コーデバイの思いに共感した、アメリカ発のアウトドアブランド「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」と、同ブランドが共同で素材開発を進めているバイオベンチャー企業「Spiber (スパイバー)」とのトリプルネームで開発した1台。
“アウトドアカーをサステナブルに”というゴールを掲げ、ベースモデルには、その優れた機能性によって世界中のアウトドア好きから支持を得ているランドクルーザープラド(2018年式)を選択。環境負荷の少ない次世代繊維「Brewed Protein(ブリュード・プロテイン)」を、世界で初めてモビリティのインテリア素材の一部に採用した。
モデル名には「カーライフに『新しい景色』を」との思いを込め、LAND CRUISER PRADO NEWSCAPE(ランドクルーザープラド ニュースケープ)と命名。NEWSCAPEは、新しい景色=NEW LANDSCAPEを語源とした造語。
LAND CRUISER PRADO NEWSCAPEの特徴
ランドクルーザープラド ニュースケープ最大の注目ポイントは、オリジナルのシートカバーで、使用されているBrewed Protein素材は、スパイバーが開発した構造タンパク質素材。主原料を石油などの化石資源や動物資源に依存せず、植物由来の糖を用いて、微生物発酵を利用して製造される同素材は、繊維や樹脂状のものなどさまざまな形態に加工可能で、“次世代の基幹素材”とも称されているという。今回のコンセプトモデルでは、独自開発したシートカバーの一部にBrewed Protein繊維を活用することで、アウトドアカーの世界をサステナブルにアップデートさせたとしている。
また、デザイン領域はTHE NORTH FACEが担当。エクステリアデザインでは、同ブランドのドーム型テント「Geodome 4」の意匠をインスピレーションに、そのイメージを車体全体に表現。オリジナルシートカバーのデザインも、オールブラックでまとめながら、両胸部分にロゴを配置することで、THE NORTH FACEのダウンジャケットのようなクールな印象に仕上げている。
フューエルリッドには、THE NORTH FACEのロゴをインクリメンタルフォーミング(逐次成形加工技術)でさりげなく配置。足まわりは、タイヤ・ホイール・キャリパーをオールブラックで統一。マッドガードにTHE NORTH FACEとSpiberのロゴを配している。フラットタイプのルーフキャリアとハーフラダーも装着し、アウトドアでのユーティリティも高められている。
さらに、フロアマットには「TOYOTA」、センターコンソールに「THE NORTH FACE」のロゴをあしらうことで、運転席まわりにも特別感を演出。そのほかにも、メルドグレーをメインにサフランイエローをアクセントに加えたボディカラーや、ジオデシックパターンを採用したリアガラス&リアクォーターガラスを採用している。
コーデバイは今後も改良を重ねていき、次世代素材の活用やスタイルアップデートの手法を拡張させ、モビリティにおけるサステナビリティのさらなる可能性を探求するとしている。