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ダイハツ、燃料ポンプの樹脂製インペラの不具合で「トール」「ブーン」など計6車種26万9280台をリコール

2023年11月2日 発表

 ダイハツ工業は11月2日、「トール」「ブーン」のほか、トヨタ自動車「ルーミー」「タンク」「パッソ」、スバル「ジャスティ」の計6車種、26万9280台のリコールを国土交通省に届け出た。製作期間の範囲は2018年4月5日~2019年5月10日。

 不具合は、燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において形成条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって燃料によって膨潤し、変形することがある。それによりインペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが動作不良となり、最悪の場合、走行中にエンストに至る恐れがあるというもの。

 改善措置として燃料ポンプを対策品と交換する。これまでの不具合件数は356件で、事故は発生していない。

 また、交換修理用部品として出荷し、修理などで組み付けられた可能性がある車両が特定できた計29車種、1140台に加え、交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両が特定できない部品計255個についてもリコール対象としている。

 なお、今回のリコールは、2021年6月24日と、2023年5月25日にリコールの届け出を行なったものと同内容となるが、検証を進めた結果、対象拡大の必要性が判明したため、新たに届け出するものとなる。