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ダイハツ、「ムーヴ」など18車種に燃料ポンプの不具合 計14万7042台をリコール

2023年5月26日 発表

 ダイハツ工業は5月26日、「ムーヴ」など18車種で燃料ポンプの不具合により最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるとして、計14万7042台のリコールを国土交通省に届け出た。

 リコールの対象となるのは、ダイハツの「ムーヴ」「キャスト」「ミラ イース」「ミラ トコット」「タント」「ウェイク」「ハイゼットキャディ」「ムーヴキャンバス」「コペン」「ハイゼットトラック」、トヨタの「ピクシスジョイ」「ピクシスエポック」「ピクシスメガ」「ピクシストラック」、スバルの「ステラ」「プレオプラス」「シフォン」「サンバートラック」の計18車種。対象となる車両の製作期間は2019年5月9日~9月3日。

 不具合は、燃料ポンプにあるインペラ(樹脂製羽根車)の成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

 改善措置として、全車両の燃料ポンプを対策品と交換する。なお、これまでの不具合件数は147件で、事故は発生していない。