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トヨタ、「ノア」「ヴォクシー」など計32万8108台リコール 燃料ポンプの不具合でエンストのおそれ

2023年11月2日 発表

 トヨタ自動車は11月2日、燃料ポンプの不具合でエンストに至るおそれがあるとして、「ノア」「ヴォクシー」やレクサス「NX300」「IS300h」など22車種、計32万8108台のリコールを国土交通省に届け出た。

 対象モデルは、トヨタブランドでは「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」「ハイエース」「レジアスエース」「アルファード」「ヴェルファイア」「ランドクルーザープラド」「クラウン」「ハリアー」「ランドクルーザー」「トヨタ救急車」「クラウンパトロールカー」「センチュリー」、レクサスブランドでは「NX300」「IS300h」「RX300」「GS300h」「GS450h」「RC300h」「LX570」、マツダブランドでは「ボンゴ ブローニイバン」。対象車両の製作期間は2017年7月3日~2020年1月14日。

 不具合は、低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるというもの。

 改善措置として、全車両の低圧燃料ポンプを対策品と交換する。これまでの不具合件数は301件、事故は発生していない。

 なお、このリコールは2020年3月4日付け届出番号「4683」および2020年10月28日付け届出番号「4830」にてリコール届け出したものとなるが、検証を進めた結果、対象拡大の必要性が判明したため新たに届け出するものとなる。