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小林可夢偉、2024年はラリーも挑戦 「来年WRCの下のカテゴリーに出たいなという目標を持っている」とあいさつ

ラリチャレ豊田でラリー挑戦という衝撃発言を行なった小林可夢偉選手(右)

小林可夢偉選手がラリーに挑戦

 11月25日~26日の2日間にわたり愛知県豊田市においてTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ豊田が開催されている。このラリチャレ豊田では、WRCラリージャパンの翌週開催となることから、モリゾウ選手こと豊田章男会長、WRCドライバー勝田貴元選手、全日本ラリードライバー勝田範彦選手、ヤリ-マティ・ラトバラ代表に加え、ルーキレーシングの大嶋和也選手、WECチーム代表の小林可夢偉選手と、豪華な面々が訪れていた。

 2日目となる26日の主催者代表あいさつで、豊田章男会長は豪華な参加者を紹介。選手&代表それぞれがあいさつを行ない、最後のあいさつは元F1ドライバーでトヨタWECチーム代表で、スーパーフォーミュラにも参戦している小林可夢偉選手となった。

小林可夢偉選手の衝撃発言を見守る豊田章男会長(左)

 小林可夢偉選手は、「(先週)ラリージャパンを見に来させていただいたときに、あの(豊田)スタジアムのコースを見ると、一度は走ってみたいなという思いが芽生えまして」と発言。「ちょっとここで衝撃的な発言をすると、来年WRCの下のカテゴリーに出たいなという目標を実はもっておりまして。その目標のためにラリーチャレンジからスタートして」と語り、会場から大きな拍手で迎えられた。

 そのために、まずは「ペースノートから勉強しないといけない」と思い、ラリチャレ豊田に来場。「旗を振ることからできれば」と思い来場したが、主催者側から「できればデモランも」ということで、12時からのデモランに望む。
 このデモランをすることで、「来年に向けていい準備ができるかなと。ラリー1年生ということでよろしくお願いします」と語り、あいさつを結んだ。

 まさに衝撃の発言で、F1ドライバーとして日本人最高位の3位表彰台という記録を持ち、ル・マン24時間ウィナーにして最速のコースレコードを持つなど、小林可夢偉選手は世界的にもトップに位置するレーシングドライバーだ。その可夢偉選手が、ラリーに挑戦するというのは大きなトピックだろう。

 おそらく初期はアマチュアレベルの大会から参加すると思われるが、スタジアムでの走りに言及していることから、目標としては2024年のWRCラリージャパン参加となるだろう。

 WEC参戦もあり、忙しいシーズンとなるが、小林可夢偉選手は新たな挑戦を始めていく。