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フォーカル、ダイナミックでパワフルな音質を実現するカースピーカーキット「K2 Power EVO」 7年半ぶりにシリーズ刷新
2023年12月1日 11:04
- 2023年12月25日 発売
- 8万5800円~25万800円
フォーカル・オーディオ・ジャパンは、フランスで企画・開発・生産しているFOCAL(フォーカル)製カースピーカー「K2 Power」シリーズの第4世代となる新製品「K2 Power EVO(ケーツー・パワー・エボ)」全10機種を12月25日に発売する。価格は8万5800円~25万800円。
K2 Powerシリーズは、黄色のアラミドファイバーコーンを採用した製品で、今回発売するK2 Power EVOは、2016年2月に発売した現行品「New K2 Power」以来、約7年半ぶりにリニューアルを実施。
新製品K2 Power EVOでは、取り付け奥行き寸法58mm(ウーファー部)の薄型モデルを含む4機種を取りそろえた「165mm 2ウェイ・コンポーネントキット」をはじめ、「165mm 3ウェイ・コンポーネントキット」と「100mm 2ウェイ・コンポーネントキット」の2機種、「165mm 2ウェイ・コアキシャルキット」1機種、そして「サブウーファー」3機種の計10機種をラインアップ。
K2 Power EVOの主な技術的特徴
トゥイーター
「ES 165 KX2E」と「ES 165 KX3E」のキットには、新開発の大口径M型断面アルミ/マグネシウムコーン振動板(特許技術)を採用し、K2 Powerシリーズのサウンドキャラクターを守りつつ再生周波数帯域600Hz~32kHzの超ワイドレンジ特性を実現した32mmコーントゥイーター「FRAK」型を採用。また、再生中の振動板変形を抑制してゆがみを低減させる特許技術TMD(チューンドマスダンパー)をトゥイーターにも新たに導入している。
また、「ES 100 KE」「ES 165 KE」「ES 165 K2E」「ES 165 K2S」のキットには、車室内での指向特性を大幅に改善し、22kHzまでのスムーズな高域周波数特性と低歪率も同時に実現する特許技術「M型断面アラミドドーム振動板」を採用した25mmドームトゥイーター「TKME」型を採用した。
さらにEC 165 KEを除く全機種に、不要共振を抑えて高域の再現性を高めるとともにトゥイーターの低域側再生限界も拡大し、ウーファーとの音のつながりをより自然にする密閉型減圧バックチャンバーと、フラッシュマウント、オンダッシュマウント、純正交換(純正グリル裏側から装着)の3通りの装着方法に対応する3種類の専用アタッチメントが付属する。
「EC 165 KE」のみ、上級機種の技術を受け継ぎ、22kHzまでのスムーズな高域周波数特性と低歪率、優れた指向特性を実現するM型断面アラミドドーム振動板採用のコアキシャル型トゥイーターを採用している。
ウーファー
サラウンド(エッジ)部の振動乱れをコントロールすることで、中域周波数特性や指向特性、歪特性を改善する特許技術TMD(チューンド・マス・ダンパー)をアラミドコーンウーファーに採用。また、これまで見逃されてきたスパイダー部の分割振動を抑えてかたよりのない正確な駆動を実現し、音のリニアリティとパワーハンドリング性能を高め、ロングライフ化も可能にするプログレッシブスパイダーを搭載。
さらに、ポールピース周囲を前後に貫通する6個の通気口が生み出す気流によってボイスコイルを効率的に冷却し、応答特性やパワーハンドリング性能を向上させる「ラジアルVCベンティングシステム」も採用したほか、車室内での音の拡散性を高める弾頭型フェイズプラグをセンター部に装着している。
ネットワーク
全機種ともに音響専用パーツを積極投入した高音質設計としつつ、3段階(-3、0、+3dB)のトゥイーターレベル調整を装備。また、バイアンプ/マルチアンプ接続対応マルチセッティング・ネットワークを構築できる。