ニュース

カワサキ、EVモデル「Ninja e-1」「Z e-1」2024年1月13日発売 第二種原付モデルで価格101万2000円から

2024年1月13日 発表

 カワサキモータースジャパンは、第二種原動機付自転車の電動モーターサイクル「Ninja e-1」「Z e-1」を2024年1月13日に発売する。価格は、Ninja e-1が106万7000円、Z e-1が101万2000円で、価格にはバッテリパック2個を含み、充電器やアダプター類は別売りとしている。

 Ninja e-1とZ e-1は、カワサキ初のEV(電気自動車)モーターサイクルとして、着脱可能なバッテリを使用し、フルカウルモデルのNinja e-1、ネイキッドモデルのZ e-1の2モデルを用意した。

「Ninja e-1」「Z e-1」の主な特徴

「Ninja e-1」
「Z e-1」

 Ninja e-1とZ e-1はともに、最高出力9.0kW(12PS)/2600-4000rpm、最大トルク40Nm/0-1600rpmを発生するブラシレス電動モーターを搭載。総電力量30Ahのリチウムイオンバッテリを2個使用し、バッテリは車体から取り外して家庭用電源で充電できる。一充電走行距離は、Ninja e-1が55km、Z e-1が53km(ROADモード、国土交通省届出値:60km/h・定地走行値)。

 インナーチューブ径φ41mmのテレスコピックフロントフォークやユニ・トラックリアサスペンション、400ccクラスをベースとした信頼性の高いトレリスフレームを採用しながら、バッテリ(1個11.5kg×2個使用)を含めた車両重量はNinja e-1で140kg、Z e-1で135kgと軽量な車体に仕上げた。

 最大15秒間加速力と最高速度を向上できるe-boost機能、走行中スロットルを戻すことにより発生する減速エネルギーをバッテリに充電する回生システム、駐輪場での移動に便利な後進機能付きウォークモード(前進:約5km/h、後進:約3km/h)など、EVならではの機能も採用。

最大15秒間加速力と最高速度を向上できるe-boost機能
駐輪場での移動に便利な後進機能付きウォークモード(前進:約5km/h、後進:約3km/h)

 そのほか、クラッチやシフト操作が不要なオートマチックとなり、Bluetoothによりスマートフォンと接続できる4.3インチTFTカラーインストゥルメントパネル、バッテリ収納部の上部に設けられた約5Lの収納スペースなどの特徴も持つ。

車体から取り外して家庭用電源で充電できる(充電器別売り)1個11.5kgのリチウムイオンバッテリを2個使用
主要諸元