イベントレポート

カワサキの原点「メグロ」新モデルが登場 「Ninja」のEV・ハイブリッド二輪は日本初公開

一般公開日:2023年10月28日~11月5日

入場料:1500円~4000円

「Ninja e-1」(左)と、「Ninja 7 Hybrid」(右)を日本初公開

 カワサキモータースは「ジャパンモビリティショー2023」(会場:東京ビッグサイト、一般公開日:10月28日~11月5日)で、ワールドプレミアとなる5台と、ジャパンプレミアとなる2台を公開した。

 ワールドプレミア注目の1台は、2021年に復活した「メグロ K3」に続く新型「メグロ S1」。「メグロ」ブランドを生み出し、その後カワサキに吸収合併された目黒製作所の創業は1924年。2024年にちょうど100年の節目を迎えるのを機に発売されるモデルとなる。

カワサキのブース
「メグロ S1」
1964年モデルの「メグロSG」

 また、メグロの系譜をもつWシリーズに新たに「W230」が追加される。低排気量のコンパクトな車体ながらも、タンクやエンジンまわりの造形にWシリーズらしさが感じられる1台となっている。

「W230」

 さらにオフロードモデルの新型として「KLX230」が登場し、2024年より各国で販売開始予定。400ccクラスのレーサーレプリカモデル「ZXR400R」、その1990年モデルのカラーリングを再現した「Ninja ZX−4RR」「Ninja ZX−10R」の2台もワールドプレミアとなる。

オフロードモデル「KLX230」
ZXR400Rのカラーリングをまとった「Ninja ZX−4RR」
同じくZXR400Rカラーの「Ninja ZX−10R」
こちらは1990年モデルの「ZXR400R」

 ジャパンプレミアは電動二輪の「Ninja e-1」と、エンジンと電気の両方を用いる「Ninja 7 Hybrid」の2台。いずれも発表済みのモデルだが、日本国内で実車が展示されるのはこれが初となる。

「Ninja e-1」
「Ninja e-1」の仕様は最高出力12PS、最大トルク4.1kgfm、車両重量140kg
「Ninja 7 Hybrid」
「Ninja e-1」の仕様は、エンジンとモーターを合わせたシステム最高出力が59PS、同最大トルクが4.4kgfm、車両重量は227kg
ブースにはエリミネーター、Z900RSなど、自由にまたがれる車両も用意
カワサキが日本国内向けに取り扱うbimotaの車両「KB4」と「TESI H2 CARBON」も展示
北米で高い人気を誇るオフロード四輪「Teryx KRX4 1000 eS」
「カワサキが二輪に関わり始めて70周年、ブランドロゴも新しくした」と語ったカワサキモータース株式会社 代表取締役社長/執行役員の伊藤浩氏
日沼諭史

1977年北海道生まれ。Web媒体記者、IT系広告代理店などを経て、フリーランスのライターに。IT、モバイル、オーディオ・ビジュアル分野のほか、四輪・二輪や旅行などさまざまなジャンルで活動中。2009年より参戦したオートバイジムカーナは2年目にA級昇格、2012年にSB級(ビッグバイククラス)チャンピオン獲得。