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カワサキ、欧州で「ニンジャ 7 ハイブリッド」発表 世界初の量産型ストロングハイブリッド

2023年10月6日(現地時間) 発表

カワサキのHEVモーターサイクル「Ninja 7 ハイブリッド」

 カワサキモータースは10月6日(現地時間)、世界初の量産型ストロングハイブリッドとなるHEVモーターサイクル「Ninja 7 ハイブリッド」を欧州公式Webサイトで発表。欧州市場では2024年1月に店頭に並ぶ予定であることを予告した。

 Ninja 7 ハイブリッドは、最新の水冷4ストローク並列2気筒 451ccエンジンと最大9kWの駆動用モーター、48Vのリチウムイオンバッテリを組み合わせたHEVモーターサイクル。内燃エンジンと電気モーターを組み合わせるハイブリッドシステムにより力強い走行を実現するとともに、大容量のバッテリを搭載することで電気だけで走行することもできるとしている。

 Ninja 7 ハイブリッドは、ディメンション的には650cc~700ccクラスの総合性能を備えたミドルサイズパッケージとし、「e-ブースト」と呼ぶハイブリッドシステムのアシストで、43.5kWのエンジン出力が正味出力51.1kWにまで上昇し、発進時から1000ccクラスのスーパースポーツモデルに匹敵する瞬時の加速力を実現しながら、250ccクラスと同等の燃費を実現させるという。

 さらに、ライダーは3つのライディングモード 「SPORT-HYBRID」「ECO-HYBRID」「EV」を切り替えることができ、都市部での走行から郊外での走行まで、幅広いライディング状況に対応する。

 そのほか、停止時に内燃エンジンが停止するアイドリングストップや、停止時に自動的に1速ギヤを選択する自動発進位置ファインダー(ALPF)、さらに駐車時の操作をサポートする前進や後進の「ウォークモード」といった技術も含まれる。

2022年のミラノショーで公開されたHEVモーターサイクルのプロトタイプ