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カワサキ、EV版「Z」「Ninja」ほかHEVや水素エンジンを「EICMA 2022」に出展
2022年11月10日 20:46
- 2022年11月9日 発表
カワサキモータースは11月9日、カワサキ初のEVモーターサイクル2機種とHEVモーターサイクルのプロトタイプ車をイタリア・ミラノで開催される「ミラノショー」で公開したと発表した。
同社の出展では、2023年の発売を目指すEVモーターサイクル2機種として、ネイキッドタイプの「Z」、フルカウルの「Ninja」のプロトタイプを公開。また、2024年の発売を目指すHEVモーターサイクルのプロトタイプに加えて、参考出品として2030年代前半の実用化を目指す水素エンジンモーターサイクルに搭載する水素エンジンなどを出展。
また、同社のカーボンニュートラル実現に向けた方針も発表され、EVモーターサイクル、HEVモーターサイクル、水素エンジン、eフューエルやバイオフューエルなど多様な選択肢に挑戦し、カーボンニュートラルに対応した内燃機関エンジンの開発にも取り組む方針が示された。
EVモーターサイクル(プロトタイプ)
ネイキッドタイプ(Z) とフルカウルタイプ(Ninja) の2機種が公開されたEVモーターサイクルのプロトタイプは、2023年発売予定のカワサキ初のモーターサイクル型電動二輪車。EUのA1ライセンスに対応し、近距離コミューターとしての活用を想定。車体からの取り外しが可能なリムーバブルバッテリバック(約12kg)を2個搭載してバッテリ容量は最大3.0kWhとなる。
HEVモーターサイクル(プロトタイプ)
ハイブリッドモーターサイクルは、2024年の市販化を目指すプロトタイプモデル。自社開発のストロングハイブリッド型エンジンを搭載し、燃費のよさと高い走行性能を両立。通勤通学からスポーツ走行やツーリングなど走行シーンに合わせ、モーター走行やモーターとエンジン併用走行の切り替えが可能としている。