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デンソー製燃料ポンプの不具合、国内メーカー6社で約48万台リコール

2024年1月26日 発表

デンソー製燃料ポンプの不具合で、国内メーカー6社、約48万台のリコールが届け出られた

 三菱自動車工業、マツダ、スバル、スズキ、本田技研工業、ヤマハ発動機の6社は1月26日、燃料ポンプに不具合があるとして国土交通省にリコールを届け出た。

 リコールが出されたのは、いずれもデンソー製の燃料ポンプを搭載する車両で、ホンダとヤマハの2社は二輪モデル。台数としては6社合計で約48万台。対象となるのは30車種を超え、部品で供給されているものもあるという。

 不具合は、燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるとしている。

 改善措置としては、全車両で対象となる燃料ポンプを対策品と交換することを各社アナウンスしている。

 今回のリコールにより、デンソー製の燃料ポンプ搭載車のリコールについては、国内累計で約430万台になるとしている。