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デンソー、燃料ポンプに関する約380万台のリコールについて「今後も引き続き真摯に誠実に対応してまいります」

2023年12月13日 発表

 デンソーは12月13日、同社製燃料ポンプに関する約380万台のリコールについて声明を発表した。

 その中で同社は、不具合原因の調査の中で作動不良の発生には条件が複雑に絡んでいることが判明し、製造から車両に組付けるまでの期間、その環境の影響なども確認しながら、カーメーカーと連携して対応を進めているとした。また、今後もリコールに迅速に対応するため、最善の努力を続けていくとしている。

 以下、リリースの全文を記載する。


 2020年3月より、各カーメーカーさまから届け出されております当社製燃料ポンプに関するリコールにつきまして、カーユーザーの皆さま、ならびにカーメーカーさまにご心配・ご迷惑をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。

 事故で亡くなられた被害者の方およびご遺族に深い哀悼の意を表します。また、負傷された被害者の方およびご家族に心よりお見舞い申し上げます。

 リコールの対象となっております燃料ポンプの不具合は、燃料ポンプを構成する部品の1つであるインペラにおいて、樹脂密度の低いものが燃料によって変形し、作動不良につながることが判明しています。

 そして、日本国内において約380万台のリコール届出が出されており、不具合に対する対策をカーメーカーさまとともに実施してまいりました。

 リコールが拡大した経緯としまして、不具合原因の継続調査を進めていく中で、燃料ポンプの実際の作動不良の発生には条件が複雑に絡んでいることが判明してまいりました。燃料ポンプの製造から車両に組付けするまでの期間やその環境の影響、市場不具合の状況などの調査結果も確認しながら、カーメーカーさまと連携して対応を進めております。

 今後も引き続き、カーメーカーさまのリコールに迅速に対応するため、最善の努力を続けてまいります。

 改めまして、多くの皆さまにご心配とご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。お客さまの安心・安全を第一に考え、今後も引き続き、各カーメーカーさまと連携しながら、真摯に誠実に対応してまいります。