ニュース

ホンダ、「シビック」計6925台をリコール 燃料ポンプに不具合

走行中エンストにいたるおそれ

2021年3月25日 発表

 本田技研工業は3月25日、英国のHONDA OF THE UK MANUFACTURING LTD.で生産する「シビック」の燃料装置(燃料ポンプ)に不具合があるとして、計6925台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合は、低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合では走行中エンストにいたるおそれがある。

 改善措置として、全車両の低圧燃料ポンプを対策品と交換する。これまでの不具合件数は106件で、事故は発生していない。

 対象車両の製作期間は、2019年2月27日~2020年9月1日。

改善箇所説明図

 なお、同リコールは2020年5月28日付け届出番号「外-3039」でリコール届出されもの。検証を進めた結果、対象拡大の必要性が判明したため新たに届出された。