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トヨタ、レクサス、「ノア」「クラウン」「ランクル」および「LS」「GS」「IS」など約11万台にリコール

走行中にエンストにいたる恐れあり

2020年3月4日 発表

改善箇所説明図

 トヨタ自動車は3月4日、「ノア」「クラウン」「ランドクルーザー」などの一部車両について、走行中エンストにいたるおそれがあるとして、計6万9233台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両の製作期間は2013年9月2日~2018年11月22日。

 また、レクサスについても、2013年9月2日~2019年1月14日の期間に生産された「LS」「RX」「NX」「GS」「LC」「IS」「F」「RC」の一部車両4万3701台に対して同様のリコールを届け出た。

 対象となる車両は、低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の成形条件が不適切なため樹脂密度が低くなり、燃料によって膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストにいたる恐れがあるという。

 改善措置として、全車両とも低圧燃料ポンプを対策品へ交換する必要がある。不具合件数は555件で、事故は発生していない。