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ホンダ、燃料ポンプの不具合で「N-BOX」など8車種リコール 対象拡大で計21万9623台に

2022年6月3日 発表

 本田技研工業は6月2日、「N-BOX」「N-BOX Custom」「N-WGN」「N-WGN CUSTOM」「N-VAN」「N-ONE」「N-BOX SLASH」「S660」の軽自動車8車種の燃料ポンプに不具合があるとして、計21万9623台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合は、低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

 改善措置として、全車両の低圧燃料ポンプを対策品と交換する。対象となる車両の製作期間は2018年3月21日~12月21日。不具合件数は68件で、事故は発生していない。

 なお、このリコールは、2020年5月28日付け届出番号「4751」、2021年3月25日付け届出番号「4917」にてリコールを届け出したものであるが、検証を進めた結果、対象拡大の必要性が判明したため、新たに届け出するものとなる。