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ホンダ、Nシリーズ10周年記念イベント&N-BOXマイチェン発表会レポート ネーミングに使われる「N」とは
2021年12月17日 10:58
- 2021年12月16日 実施
発表会が実施された12月16日はN-BOXの誕生日
本田技研工業は12月17日に、マイナーチェンジした軽自動車「N-BOX(エヌボックス)」を発売するが、今回のマイチェンでは新たに「N STYLE+(エヌスタイルプラス)」を設定し、同時にその第1弾となる特別仕様車「N-BOX Custom STYLE+ BLACK」が発売される。そこで前日の16日に、メディア向けの「Nシリーズ10周年記念イベント&N-BOX マイナーモデルチェンジ発表会」が実施された。
今回のマイチェンでは、日常の安心や快適さを向上させることを目的としてオートブレーキホールド付き電子制御パーキングブレーキを全車に標準装備。また、Honda SENSING内の機能であるACC(アダプティブクルーズコントロール)が渋滞追尾機能付きACCとなり、街中や高速道路における渋滞時。前走車と適切な車間距離を取りながら追従できるようになった。
さらに、 SENSINGの機能についてはほかにも「衝突被害軽減ブレーキ(CMBS)」、不注意による急発進を防止する「誤発進抑制機能」、人とクルマが近づきすぎることを知らせる「歩行者事故低減ステアリング」、車線を検知してはみ出さないよう支援する「路外逸脱抑制機能」、車線内の走行を維持するよう支援する「車線維持支援システム(LKAS)」そして「先行車発進お知らせ機能」「標識認識機能」「後方誤発進抑制機能」「オートハイビーム」がある。
Nシリーズの「N」は乗り物の「N」
N-BOX開発責任者の宮本氏によるプレゼンテーションが行なわれた。宮本氏はまず、ホンダは1948年の創業以来「技術は人のために」という考え方を続け、技術やアイデアで社会の課題の解決や、よりよい社会の創造を目指してきたと紹介。
そしてその精神から生まれたクルマとして「N360」の名前を挙げた。このクルマは「人が乗るところは十二分に、エンジンはコンパクトに」と言う考え方のもと作られたもので、当時のクルマ作りでは異例とも言える室内空間の広さ、快適さを実現したと言うことだった。
また、当時付けられた「N360」のネーミングに使われる「N」とは「乗り物(NORIMONO)のNである」「単なる機械ではなくて人が乗るものとして、人々の生活を豊かにしたい」ことから付けられたものということが語られた。
N-BOXの歴史を振り返る
続いては10年前に登場した新しいNであるN-BOXの話に移る。宮本氏が10年前の始まりから、第2世代となった現在までのN-BOXの説明を行なったので、発表会で使用されたスライドで紹介していく。
特別仕様車「N-BOX Custom STYLE+ BLACK」
では、車両の紹介に移ろう。発表会場に置かれていたのはN-BOXのマイチェンと同時に発表されたN-BOX Customの特別仕様車「N-BOX Custom STYLE+ BLACK」だ。
この車両は、N-BOX誕生10周年を機に立ち上がった新ブランド「STYLE+」における第1弾のクルマで、N-BOX Customの精悍な内外装デザインにブラックのアクセントを追加したものとなっている。グレードは2種類あり、ターボエンジン搭載の「L・ターボ STYLE+ BLACK」とNAエンジン搭載の「L・STYLE+ BLACK」で、ともにミッションはCVT。駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意されている。
今回の発表会では、Nシリーズ販売10周年を記念した特別企画展「N Marche」の開催も告知された。日程は2022年1月15日~2月7日。会場はHonda ウエルカムプラザ青山とのこと。この展示会ではNシリーズユーザーの声をもとに「Nのある豊かな生活」の世界観をマルシェ(市場)に並んだ商品を見て回るように体感できるものになるという。