ホンダ、「N-BOX」一部改良 電動パーキングブレーキ＆渋滞追従機能付ACC採用

特別仕様車「N-BOX Custom STYLE＋ BLACK」

　本田技研工業は、軽自動車「N-BOX（エヌボックス）」を一部改良し、初代N-BOX誕生から10周年となる12月16日に発表、12月17日に発売する。価格はN-BOXが144万8700円～204万2700円、N-BOX スロープ仕様が164万7000円～206万8000円、N-BOX Customが178万9700円～225万2800円、N-BOX Custom スロープ仕様が200万7000円～212万8000円。

　また、N-BOX誕生10周年を機にNシリーズ（N-BOX、N-ONE、N-WGN、N-VAN）共通の新ブランド「N STYLE＋（エヌスタイルプラス）」を新たにスタートする。その第1弾として、特別仕様車「N-BOX Custom STYLE＋ BLACK（スタイルプラスブラック）」を同時発売する。N-BOX Custom 特別仕様車の価格は192万9400円～219万100円。

　なお、Nシリーズ販売10周年を記念して、特別企画展「N Marche」を2022年1月15日～2月7日にHondaウエルカムプラザ青山で開催する。Nシリーズユーザーからの声をもとに「Nのある豊かな生活」の世界観を“マルシェ市場”に並べ、さまざまな商品を見てまわるように体感できるという。

Nシリーズ10周年を機に「N STYLE＋」新設定

従来の足踏み式パーキングブレーキからオートブレーキホールド付電子制御パーキングブレーキに変更し、全車に標準装備

　今回の一部改良では、快適性を向上させることを目指してオートブレーキホールド付電子制御パーキングブレーキを新たに全車に標準装備。また、これに合わせて安全運転支援システム「Honda SENSING」のACC（アダプティブクルーズコントロール）は渋滞追従機能付ACCへと進化し、高速道路における渋滞時などの運転負荷軽減を図った。

　一方、Nシリーズ10周年を機に新設定した「N STYLE＋」は、Nのさまざまな世界観を提案するクルマ選びの楽しさを高めた新ブランドという位置付け。多くのユーザーにNシリーズの使い勝手のよさを体感してもらう一方で、人とはひと味違う個性あるデザインを求めるニーズに応えることを目指して開発したという。

　第1弾となる「N-BOX Custom STYLE＋ BLACK」は、N-BOX Customのデザインにこだわりのブラックをアクセントカラーとしたエクステリアが特徴で、フロントグリル、リアライセンスガーニッシュをはじめとする各部をベルリナブラックカラーとし、クールかつ高級感を演出しているという。さらにN-BOX Customのエンブレムやアルミホイールにも専用のブラック塗装を施し、より引き締まった印象に仕上げている。

N-BOX Custom STYLE＋ BLACK。ボディカラーは左からプラチナホワイト・パール、クリスタルブラック・パール、メテオロイドグレー・メタリック

N-BOX Custom STYLE＋ BLACKではフロントグリル、リアライセンスガーニッシュなどをベルリナブラックカラーとし、エンブレムやアルミホイールにも専用のブラック塗装を施した

N-BOX Custom STYLE＋ BLACKのインテリア