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ホンダ、「N-BOX」など10車種に燃料ポンプの不具合 対象拡大で計30万7351台リコール

2023年6月2日 発表

 本田技研工業は6月2日、「N-BOX」「N-BOX Custom」「N-WGN」「N-WGN CUSTOM」「N-VAN」「N-ONE」「N-BOX SLASH」「N-BOX +」「N-BOX + Custom」「S660」の軽自動車10車種の燃料ポンプに不具合があるとして、計30万7351台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合は、低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

 改善措置として、全車両の低圧燃料ポンプを対策品と交換する。対象となる車両の製作期間は2017年8月30日~2019年5月21日。不具合件数は237件で、事故は発生していない。

 同リコールは、2020年5月28日付け届出番号「4751」、2021年3月25日付け届出番号「4917」、2022年6月2日付け届出番号「5159」にてリコール届出したものであるが、検証を進めた結果、対象拡大の必要性が判明したため、新たに届出するもの。