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トヨタ、「ヤリス」「アクア」「シエンタ」計79万329台リコール ロアアームの不具合で走行不能になるおそれ

2024年1月31日 発表

 トヨタ自動車は1月31日、「ヤリス」「アクア」「シエンタ」の3車種について、ロアアームの不具合で走行不能になるおそれがあるとして、計79万329台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合は、前輪ロアアームのボールジョイント取付部において、使用環境に対する耐久性の検討が不十分なため、降雪地域で融雪剤が頻繁にかかると、腐食して亀裂が生じることがある。そのため、そのまま使用を続けると亀裂が進展し、最悪の場合、ロアアームが破断し、ボールジョイントが脱落して走行不能となるおそれがある。

 改善措置として、全車両の左右ロアアームを対策品に交換する。なお、交換用部品の準備に時間を要することから、部品の準備ができ次第、使用者に改めて案内し対策品に交換するとしている。

 対象車両の製作期間は、2019年12月11日~2024年1月19日。これまでの不具合件数は亀裂が20件あり、事故は発生していない。なお、同件のリコールは、2023年6月23日付け届出番号「5340」でリコール届出したものと同部位であるが、別の原因が判明したため、新たに届出するものとしている。