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トヨタ、型式指定申請問題ですべての調査完了 「新たな事案はなし」

2024年7月5日 発表

 トヨタ自動車は7月5日、型式指定申請問題について過去10年分の国内向けモデルのすべての認証プロセスの調査を完了したと発表。その結果、新たな事案は確認されなかったとし、その旨を国土交通省に報告した。

 2023年のダイハツ工業の型式指定申請に関する問題があったことから、国交省の要請で全社的に型式指定申請に関する調査を行なったところ、2014年以降ですでに生産を終了しているものも含め、7車種6事案で国が定めた基準と異なる方法で試験を実施していたことが判明。

 対象は「カローラ フィールダー」「カローラ アクシオ」「ヤリス クロス」の生産中の3車種における歩行者・乗員保護試験でのデータ不備と、「クラウン」「アイシス」「シエンタ」「RX」の生産終了した4車種における衝突試験等の試験方法の誤りとなり、それについては5月31日に国土交通省に報告、6月3日に中間報告を取りまとめて公表していた。

 今回の発表ではその調査が完了し、新たな事案がなかったことを報告。トヨタでは「あらためまして、お客様をはじめ、ステークホルダーの皆さまに、ご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。引き続き、国土交通省のご指導に基づいた適切な対応を進めてまいります」としている。