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スズキ、「アルト」「スイフト」など6車種13万7690台リコール AGSの不具合で走行不能のおそれ

2024年7月18日 発表

 スズキは7月18日、同社の「アルト」「アルト ラパン」「ソリオ」「スイフト」「エスクード」と、三菱自動車工業「デリカD:2」計6車種のAGS仕様車について、AGSの不具合で走行不能となるおそれがあるとして、13万7690台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合は、機械式自動変速機(AGS)において、オイルポンプ駆動用モータのブラシ材質が不適切なため、高温、高湿条件においてブラシが膨張し、摺動不良となるものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ブラシが固着してモータが導通不良により作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能および走行不能となるおそれがある。

 改善措置として、全車両アクチュエータを点検し、該当アクチュエータの場合は、オイルポンプ駆動用モータを対策品に交換する。

 対象車両の製作期間は2014年12月3日~2023年9月6日で、これまでの不具合件数は134件、事故は発生していない。

 なお、同件リコールは、令和5年3月31日付け届出番号「5298」-③ にてリコール届出を行なったものであるが、検証を進めた結果、対象機種追加の必要性が判明したため、新たに届出するものとなる。