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女性限定のレースシリーズ「KYOJO CUP」、2025年よりハイブリッドフォーミュラ車両を採用へ

2025年シーズンよりKYOJO CUPで採用されるハイブリッドフォーミュラ車両「KC-MG01」と、KYOJO CUPの運営を行なう関谷正徳氏

KYOJO CUP、ハイブリッドフォーミュラ車両採用

 女性限定のレースシリーズ「KYOJO CUP」を運営するインタープロトモータースポーツは7月20日、2025年シーズンよりハイブリッドフォーミュラ車両「KC-MG01」をシリーズに採用することを発表した。

 KC-MG01は、最高出力176HPの1.4リッターターボエンジンと、12kWのハイブリッドシステムを、FIA公認のHaloシステムを採用したカーボンコンポジットモノコックシャシーに搭載する。

FIA公認のHaloシステムを採用する
前方から
リアまわり

 車両サイズは、4150×1506×980mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2753mm。トランスミッションは6速でパドルシフトを採用。ホイールは、OZ Racing製で、フロントは8×13、リアは10×13。タイヤについては現時点で決まってはいないものの、ブリヂストン製のタイヤが装着されていた。

 これまでKYOJO CUPでは、2017年のシリーズ誕生以来VITA俱楽部製の「VITA-01」を採用してきた。低コストで本格的なレースができるVITA-01により、初年度は10~15名だったエントリーも、2024年度開幕戦では28名まで増加。スーパーフォーミュラとの初の併催となった7月には、29名のエントリーを数えるまでになった。

パドルシフトの6速トランスミッション搭載
パドルシフト
ハイブリッドシステム部

 インタープロトモータースポーツは、「女性レーシングドライバーを育成し、彼女たちのアスリートとしての価値を上げる。スター選手を生み出し、次世代の女性レーシングドライバーにとって重要なロールモデルを生み出すことで、運転技術をスポーツにつなげていき、モータースポーツ業界全体の更なる発展と進化に寄与する」というKYOJO CUPの理念に向け、2025年より新たにハイブリッドフォーミュラ車両を採用したという。

 新しい車両は、全車をKYOJO CUPで管理し、可能な限りイコールコンディションを保ってエントラントへ貸し出される、