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SUPER GT、第5戦鈴鹿より予選方式を変更 Q1とQ2で新品タイヤを使用可能にし、GT300のQ1は全車一斉方式に
2024年8月4日 12:36
SUPER GTを運営するGTA(GTアソシエイション)は8月4日、第5戦鈴鹿より予選方式を変更することを発表した。SUPER GTは2024年シーズンより、環境対応を進めるために予選方式を変更しているが、ファンや関係者から分かりにくさや公平感についての意見が出ていた。極めて異例ではあるものの、予選方式変更という決断を行なった。
予選のQ1とQ2でそれぞれ新品タイヤを使用可能に
新たな予選方式の詳細については、SUPER GTのWebサイトに掲載されているが、タイム合算方式についての変更はない。タイヤ持ち込み本数については、予選での1セット制限を撤廃。予選のQ1とQ2でそれぞれ新品タイヤを使うこともできるし、従来どおり1セットをQ1、Q2で使用することもできる。タイヤ戦略の幅が広がった形になる。
これにより、決勝スタートで使用するタイヤは、予選終了後の抽選で決定した予選用マーキングタイヤとする形になった。言わば昨年までの方式に戻った形とも言えるが、Q1とQ2を通しのタイヤで戦うこともでき、これまでとは異なった決勝のドラマを生むのかもしれない。
大きく変わったGT300の予選方式
とくに大きく変わったのが、GT300の予選方式。GT300ではチームランキングによる組み分けを行なっていたが、この組み分けを廃止。参戦する27台が一斉に予選のQ1を走る形になる。
Q2は、このQ1の上位14位(Upper 14)と15以下(Lower 15)に分けて開催される。つまり、Q1では27台が一斉に走り、Q2は14台と15台の2セット行なわれることになる。
これにともない、予選時間も変更。27台が一斉に走るQ1は20分間となり、Upper 14とLower 15が走るQ2はそれぞれ10分間となる。
基準タイムはQ1、Q2ともに、上位3台平均の107%を基準タイムとなり、基準タイムに未達の車両はピットスタート。GT300クラスにおける順位入れ替え特別ルールは廃止された。