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豊田自動織機 トヨタL&Fカンパニー、トラック荷役対応自動運転フォークリフトやリニアモーター式ロボット倉庫を実演

トヨタL&Fブランドでフォークリフトなどを展開する豊田自動織機の展示

開発中のトラック荷役対応自動運転フォークリフトを実演した豊田自動織機

 豊田自動織機 トヨタL&Fカンパニーは、東京ビックサイト(東京都江東区有明)で9月10日~13日に開催されている「国際物流総合展2024」において、開発中であるトラック荷役対応自動運転フォークリフトに加え、リニアモーター式ロボット倉庫「CUEBUS」、自律型ケースハンドリングロボット「HaiPick System」などを展示するとともに、実演デモを行なった。

 豊田自動織機は、トヨタL&Fブランドでフォークリフトなどの製品を展開しているが、国際物流総合展においてはロジスティクスソリューションを大規模展示。「自動化・省人化」「カーボンニュートラル対応」「安全で快適な現場づくり」の3つをテーマにブースを展開していた。

トラック荷役対応自動運転フォークリフト(4本フォークタイプ)

 大規模デモストレーションでは、画像自動認識を行ないながらトラック荷役を行なう自動運転フォークリフト(4本フォークタイプ)を実演し、その荷物が自律型ケースハンドリングロボット「HaiPick System」やリニアモーター式ロボット倉庫「CUEBUS」によって移動・整理される様子を解説。多くの人の注目を集めていた。

 これらは物流における2024年問題解決のソリューションとして提示されており、どの業界においても人手不足が顕著になるなか自動化ソリューションは国際物流総合展の主流となっていた。

物流ソリューションをそのまま展示するという巨大デモ
リニアモーター式ロボット倉庫「CUEBUS」
AGV
開発中の水素燃焼エンジンはパネル展示

 豊田自動織機では、そのほか後方作業者検知運転支援システム「SEnS+」を搭載したフォークリフトや、クラウドタイプのフォークリフト安全運転評価サービス「運転動画AI解析」など、画像認識やAIを使用した製品群を展示。技術に関する詳しい解説を行なっていた。

後方作業者検知運転支援システム「SEnS+」搭載フォークリフト
「SEnS+」のカメラ部

 また、カーボンニュートラルにおいては、すでに工場で見かけることもある水素で発電した電気で動く「燃料電池フォークリフト」に加え、水素燃焼エンジンの技術パネル展示も実施。もちろん、「リチウムイオンバッテリー搭載フォークリフト」などバッテリタイプのフォークリフトも展示するなど、さまざまなパワートレーンによるカーボンニュートラルの実現を行なえることも訴求していた。