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トヨタ中嶋裕樹副社長が「セリカ、やります」 豊田章男会長とのベストカー公開取材で「新型セリカ」開発を約束

豊田スタジアムの芝生広場ステージで、豊田章男会長が登壇するベストカー公開取材が行なわれた

 11月23日、WRC(世界ラリー選手権)最終戦となるラリージャパンのDAY3が開催された。ラリーの結果を左右する土曜日のフルデイとして、SS10~SS16を実施。豊田スタジアムでのSS16、スーパーSS(スペシャルステージ)で土曜日までの獲得ポイントが見えてくる。

 そのDAY3では、スタジアム前の芝生ステージで各種イベントを開催。ベストカー公開取材と題したイベントでは、ベストカー編集局長 本郷仁氏、トヨタ自動車 代表取締役会長 豊田章男氏、トヨタイムズ 富川悠太氏によるトークショーが行なわれた。

ラリージャパンでは、WRCに参戦していたセリカをよく見かける

 このトークショーでは、トヨタ首脳陣が豊田会長にうながされるように次々に登壇。普段は聞けないような話が飛び出した。

 本郷編集局長が新型セリカに質問をすると、豊田会長は「ぼくは答えられない、そこに執行がいるから聞いてみよう」と返答。トヨタ自動車 副社長 中嶋裕樹氏が登壇し、新型セリカについて回答。あれこれやりとりがあったものの、最後に中嶋副社長は「(新型)セリカ、やります」と力強く宣言した。

 今回のラリージャパンでは、WRCに参戦していた各種セリカの展示やデモランが実施されている。そのことを踏まえての本郷編集局長の質問だったが、新型セリカの開発をトヨタ首脳陣が公開の場で宣言した形になった。

 豊田会長は、「まだ何も決まっていませんから」と語りつつ、その宣言を楽しそうに見守っていた。新型セリカが本当に市販化されるのか、楽しみに待ちたい。