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ジャガー「TYPE 00」世界初公開 4ドアGTの新型EVを2025年後半発表へ
2024年12月3日 13:03
- 2024年12月2日(現地時間) 公開
ジャガーは12月2日(現地時間)、米マイアミにて新生ジャガーのデザインビジョンコンセプト「TYPE 00」を世界初公開した。同コンセプトカーをもとに、英国で製造する最初のプロダクションモデルは4ドアGTとして、2025年後半に発表予定。
公開された「TYPE 00」は、長いボンネット、流れるようなルーフライン、ファストバックのプロファイル、23インチのアロイホイールなど、EV(電気自動車)の常識を覆す独創的なデザインを採用。ジャガーの躍動感あふれる新しいアイデンティティを表現したもので、ジャガーの歴史にインスパイアされた変化を象徴するシンボルには、ブランドの起源を示すマークである「leaper(リーパー)」を継承。
新生ジャガーのプロダクションモデルは専用の「JEA(Jaguar Electric Architecture)」が採用され、WLTPモードで770km、EPAモードで692kmの最大航続距離と、15分で321km分を急速充電できることをターゲットに開発される。
ジャガーが1961年のジュネーブモーターショーで2台の「E-TYPE」を発表した時と同じように、マイアミ・アートウィークでデビューした「TYPE 00」は、マイアミピンクとロンドンブルーという2種類の「TYPE 00」を制作。マイアミピンクはアイコニックなアールデコの雰囲気を反映し、ロンドンブルーは英国の伝統を表現。
「TYPE 00」は、創業者ウィリアム・ライオンズ卿の信念「Copy Nothing」まで立ち戻るものであり、さらに今後の展開を示唆するもの。最新の電動化テクノロジーやデザインにより均質化が進むEV市場において、将来のジャガーは際立つ存在になることを目指すという。
JLR最高経営責任者(CEO)であるエイドリアン・マーデル氏は「人々を魅了するジャガーの魔法のような力は私にとってとても大切でかけがえのないものです。ヘリテージや、芸術性、そしてエモーショナルな魅力をもち、比類のないオリジナルのブリティッシュ・ラグジュアリー・ブランドでした。それこそが私たちが目指すジャガーであり、『E-TYPE』のようなアイコニックなモデルと同じような感動を生み出したいと思っております。私たちの変革の旅は、『Copy Nothing』というジャガー本来の信念に導かれてスタートを切りましたが、その結果はすばらしいものになると確信しています。ジャガーは、非常に魅力的でエクスクルーシブな新型ラグジュアリー車両ファミリーで構成する、EV専用ブランドへとなるべく変革を続けています。この変革は、ジャガーがデザインおよびエンジニアリングを手掛けるプロダクトだけにとどまらず、ブランド全体の再構築を意味しています」とコメントしている。