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ヤマハ、「MT-07」モデルチェンジで「Y-AMT」搭載モデル「MT-07 Y-AMT ABS」登場
2025年2月6日 16:51
- 2025年2月26日 発売
- MT-07 ABS:96万8000円
- MT-07 Y-AMT ABS:105万6000円
「Y-AMT」搭載モデル「MT-07 Y-AMT ABS」が登場
ヤマハ発動機販売は2月4日、水冷4ストローク・直列2気筒DOHC 688cm3エンジンを搭載するロードスポーツ「MT-07 ABS」をモデルチェンジして2月26日に発売すると発表した。自動変速トランスミッション「Y-AMT」搭載モデルがバリエーションとして設定され、価格は「MT-07 ABS」が96万8000円、「MT-07 Y-AMT ABS」が105万6000円。
新たにバリエーション設定された「MT-07 Y-AMT ABS」には、クラッチレバーやシフトペダル操作を不要としギアチェンジを自動化したシステム「Y-AMT(Yamaha Automated Transmission)」を搭載。「Y-AMT」を採用することで、クラッチ操作とシフト操作をアクチュエーターが担いながら、有段トランスミッション特有のスポーティなシフトフィーリングを損なわず、ライディングの楽しさを最大限に引き出した。
「YCC-T」を含め、クラッチアクチュエーターやシフトアクチュエーターなどのレイアウトを工夫することによって、CP2(クロスプレーン・コンセプトの2気筒)エンジンならではの軽量コンパクトさを維持。ショートホイールベースで軽量な車体と新採用のサスペンションにマッチするように専用セッティングし、「MT‐07」本来の楽しさを簡単な操作で感じられるという。
「MT-07 Y-AMT ABS」では、MTモード/ATモードが選択でき、ATモードでは、街中やワインディングロードなどオールラウンドな走行に対応できるモードと、スポーティな走行が楽しめるモードを設定するとともに、迅速な加速を実現するためキックダウン機能を搭載。MT-07のエンジンに合わせた専用セッティングが施された。
モデルチェンジによる主な変更点
モデルチェンジによる主な変更点は電子制御スロットル「YCC-T」の初採用。CP2エンジンではヤマハ発動機として初となる「YCC-T(Yamaha Chip Controlled Throttle=ヤマハ電子制御スロットル)」を新採用することで、吸入空気の取り込みの最適化と合わせて、全回転域での滑らかなトルク特性を実現。CP2エンジンが備える扱いやすいトルクをよりリニアなものとし、ライダーの意志に沿ったレスポンスや出力特性をもたらすという。
「YCC-T」化により、好みや路面状況にあわせてエンジンの出力特性や各種電子デバイスの介入度を選択できる機能「YRC(Yamaha Ride Control)」や、シフトダウン側にも対応するクイックシフターの装備が可能になり(スタンダードモデルにオプション設定)、より幅広い走行シーンへの対応を実現させた。
また、吸気口で発生した吸気音がライダーの耳に効率的に届くようレイアウトや燃料タンクカバー4か所の穴の設置など「アコースティック・アンプリファイア・テクノロジー」を採用するなど、CP2エンジンのトルクフルなフィーリングを際立たせるサウンドの作り込みが行なわれた。
走行性能では、走行性アップに伴い剛性バランスを最適化した新設計フレーム&リアアーム、倒立式フロントサスペンションの新採用やリンク式モノクロスサスペンションのセッティング変更、「MT-07」専用設計のスピンフォージドホイールなど足まわりの強化が図られた。
そのほか、つながる機能搭載の5インチフルカラーTFTメーターや新作の小型LEDヘッドライト・LEDポジションライトなどの機能装備、大型バイクならではの走りの楽しさを予感させる新スタイリングなどが採用された。