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普通第二種免許の教習時限数の短縮で最短教習日数が3日に 警察庁が道路交通法施行規則の改正案を公表

2025年4月17日 発表
普通第二種免許に係る教習カリキュラムの見直し案

 警察庁は4月17日、普通第二種免許に係る教習カリキュラムの見直しを行なうため、9月1日施工予定の道路交通法施行規則の改正案を公表。4月18日〜5月17日の期間、一般から意見を募集する。

 公表された道路交通法施行規則の改正案では、普通第二種免許に係る教習時限数を短縮し、学科教習を19時限から17時限に、技能教習を21時限から12時限にそれぞれ短縮する。最短教習日数もこれまでの6日から3日とした。

 また、指定自動車教習所等の教習の基準の細目に関する規則の改正案においては、配車アプリなどの普及を踏まえ、第二種免許に係る教習から、「経路の設定」に係る教習を削除することが盛り込まれた。

 普通第二種免許は、タクシーなどの旅客を運送する営業用自動車を運転するに必要な免許で、2024年6月21日に閣議決定された規制改革実施計画において「教習期間を半減するよう求める要望があることも踏まえ、普通第二種免許に係る教習を見直し、同免許の取得に要する期間を短縮するため、第一種免許と重複する科目の縮減等により、同免許の取得に係る教習を効率化する」こととされた。警察庁では、2024年9月に「普通第二種免許に係る教習カリキュラムに関する調査研究有識者検討会」を設置し、実験教習等を実施して検討を進めてきた。

普通第二種免許に係る教習カリキュラムの見直しの背景