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DS、フォーミュラE 2025 東京大会で新型EV「DS N°8」日本初公開

2025年4月25日 発表
フォーミュラE 2025 東京大会で新型「DS N°8」日本初公開

 DSオートモビル(Stellantisジャパン)は4月25日、同社のフォーミュラEチーム「DS PENSKE」が5月17日~18日に東京で開催される「ABB FIA Formula E 世界選手権シーズン11(2024/25) TOKYO E-Prix」に参戦すると発表した。

 今シーズンは、フォーミュラE史上で唯一、2度のドライバーズチャンピオンを獲得したジャン=エリック・ベルニュ選手、そしてマクシミリアン・ギュンター選手が、DSの最先端の電気技術を搭載した改良型マシン「Gen3 Evo」をドライブ。2月に行なわれた第3戦ではマクシミリアン・ギュンター選手が初勝利を収めた。

DSオートモビルのフォーミュラEマシン

 DSは、2015年から継続してABB FIA Formula E世界選手権に参戦。最先端のEVモータースポーツ選手権への参加を通じて、市販車の技術開発を加速させるとともに、DSブランドを世界に広めてきた。フォーミュラEの重要な要素である回生ブレーキはサーキットから学んだ重要な技術の1つとなり、2025年秋以降にはサーキットで得た技術を詰め込んだ、新しい100%電気のラグジュアリーSUV「DS N°8」(DS ナンバーエイト)を発表する。

 DSがフォーミュラEへの参戦を続ける大きな理由の1つは、サーキット車から市販車への技術継承にあるといい、過去10年間、フォーミュラEを通じて得た技術はすべて、市販車の開発に活用されているとのこと。

 DSの主なフォーミュラE戦績は、これまで126レースを走行し、4つのチャンピオンシップタイトルを獲得。ポールポジションは25回、17勝を収め、表彰台には52回立っている。

DSオートモビルのフォーミュラEマシンと新型「DS N°8」の共通点

 また、TOKYO E-Prix開催と合わせて、日本で初公開となるDSの新しいフラグシップモデル「DS N°8」を東京ビッグサイトの入場無料エリアとなる「FAN VILLAGE ZONE」で一般展示する。

新型「DS N°8」

 さらに、会場でアンケートを実施。回答者にDSオリジナルグッズをプレゼントする。

 DS AERO SPORT LOUNGEコンセプトから着想を得た「DS N°8」は、DSオートモビルの新たな100%電気のフラグシップモデル。スリムで洗練されたデザインをまとい、新しいSUVクーペスタイルを表現。空気抵抗係数(Cd値)0.24の優れた空力性能により、WLTPサイクルで航続距離691km(欧州仕様参考値)と高い数値を誇っている。

 コクピットには新しいX字型ステアリングホイールを装備し、常識を打ち破るデザインとしながらも、その構造とエルゴノミクスの改良により、ドライバーに新たなグリップゾーンを提供。ドライビングプレジャーをさらに高めるモデルとしている。「DS 3」「DS 4」「DS 7」「DS 9」に続く「DS N°8」は、新たな時代の幕開けを告げるモデルとして2025年秋以降に日本で発表予定となっている。

車両展示情報

日時:2025年5月17日~18日
場所:東京ビッグサイト FAN VILLAGE ZONE
入場料:無料
展示車両:DS N°8、DS 4 E-TENSE

DSオートモビルのフォーミュラEマシンと新型「DS N°8」