メルセデス・ベンツ、「CLクラス」に自動ブレーキ「レーダーセーフティパッケージ」を標準搭載 |
メルセデス・ベンツ日本はフラッグシップ2ドアクーペ「CLクラス」に自動ブレーキシステム「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備し、2月13日に発売した。価格は次のとおり。
モデル | エンジン | ステアリング | 価格 |
CL 550 BlueEFFICIENCY | 4.7リッターV型8気筒 直噴ツインターボ | 左/右 | 16,400,000円 |
CL 600 | 5.5リッターV型12気筒 ツインターボ) | 左 | 20,660,000円 |
CL 63 AMG | 5.5リッターV型8気筒 ツインターボ | 左 | 22,850,000円 |
CL 65 AMG | 6.0リッターV型12気筒 ツインターボ | 左 | 30,300,000円 |
レーダーセーフティパッケージは、レーダーを使用した自動ブレーキシステム。車両前方中央の77GHz帯ミリ波レーダーと、前後左右の24GHz帯超広帯域レーダーにより、車両や障害物を検出し、衝突の危険がある場合は自動でブレーキをかけ、衝突を回避または被害を軽減する。
前方の衝突の危険を検知すると、「BASプラス(ブレーキアシスト・プラス)」によりメーター表示で警告し、ドライバーがブレーキを踏めば最大制動力を発生してブレーキ操作をアシストする。
ドライバーが回避操作をしない場合は最大制動力の40%のブレーキをかけて警告、「PRE-SAFEブレーキ」により衝突時にエアバッグを受けるために最適なポジションに乗員を拘束するため前席シートベルトを巻き上げ、助手席シートボジションを修正し、ブレーキは最大制動力を発生できるようにアシストする。
さらにドライバーが反応しない場合は、最大制動力でブレーキを作動する。BASプラスは7~250km/h、PRE-SAFEブレーキは7~200km/hで作動する。
また「アクティブブラインドスポットアシスト」により、車両の斜め後方の死角に車両などがいる場合は、ドアミラー内のインジケーターで注意を促し、それでもドライバーが車線変更しようとウインカーを作動させると、警告音を発生。衝突の危険がある場合は各輪独立でブレーキを制御し、コースを修正する。30~200km/hで作動する。
さらに「ディストロニック・プラス」により、先行車との車間距離を維持し、0km/hまで減速する機能も備えるほか、走行車線から自車が外れた場合にステアリングを振動させて警告する「アクティブレーンキーピングアシスト」を装備。アクティブレーンキーピングアシストでは、各輪独立でブレーキを制御して車線にクルマを戻す機能も備える。
(編集部:田中真一郎)
2012年 2月 13日