スバル、軽自動車の生産終了
群馬製作所は「BRZ」「86」など登録車生産工場にリニューアル

2月28日に行われたサンバーの生産終了式典の様子

2012年2月29日発表



 スバル(富士重工業)は、2月29日をもって軽自動車の生産を終了すると発表した。これをもって、軽自動車の生産を担ってきた群馬製作所は登録車生産工場へとリニューアルし、3月以降にトヨタ自動車との共同開発車「BRZ」「86」の生産を、さらに2012年度中に「インプレッサ」の生産を開始する。

 スバル車の生産は1958年の軽自動車「スバル 360」から始まっており、軽自動車は同社にとって原点と言える存在。その後「サンバー」「レックス」「プレオ」「ステラ」など、54年間で延べ9車種、約796万8000台の軽自動車を生産してきた。

 2月28日には、軽自動車の生産終了に先立ちサンバーの生産終了式典を実施。式典に出席した吉永社長は「多くのお客様から惜しまれながら生産終了を迎える製品を持てたことは、メーカーとして大変幸せなことです。あらためて、お客様をはじめとする、関係者の皆様に感謝を申し上げます」と述べている。

 なお、軽自動車は引き続きダイハツ工業からOEM供給を受け、スバル販売店で販売を行っていく。

サンバーの生産終了式典には吉永社長を筆頭に社員、役員、OB等が出席した
スバル 360(1958年)サンバーライトバンデラックス(1961年)レックス(1990年)
プレオ(1998年)ステラ(2006年)サンバーシリーズの発売50周年を記念したサンバートラック、サンバーバンの特別仕様車「WR BLUE LIMITED」

(編集部:小林 隆)
2012年 2月 29日