日本の自動車初期品質は「アクア」がトップ
J.D.パワー「日本自動車初期品質調査」より



 J.D.パワー アジア・パシフィックは8月30日、「日本自動車初期品質調査」の結果を発表した。

 新車購入後2~9ヶ月の初期品質の調査結果。5月に1万758人を対象に調査した。

 これによると業界平均の品質は前年から7%改善。米国とほぼ同水準となった。また、業界全体の燃費が15.8km/Lとなり、前年から0.9km/L改善した。一方で「燃費がわるすぎる」という指摘が前年から15%増えており、「前席オーディオ/エンターテインメント/ナビが不便」の指摘についで2位となった。

 同社が28日に発表した「日本自動車セールス満足度」では、ハイブリッド車/電気自動車のオーナーが期待した燃費と実燃費の乖離に不満を持つ傾向が強いことが指摘されているが、これと同じ傾向がコンパクトカーオーナーにもあると見ている。

 また、CVT搭載車の比率が前年65%から75%に増加するとともに、「変速中のもたつき/遅れ」の指摘が増えた。AT車にくらべ50%多いとしている。

 ブランド別に不具合指摘の少なさを見ると、1位はレクサス、これにトヨタ、ホンダと続く。

 車種別ではトヨタ「アクア」が業界トップ。軽自動車ではスズキ「アルト」、スズキ「MRワゴン」、ダイハツ「ミライース」がトップ3となった。コンパクトカーはアクアに続いてトヨタ「ラクティス」、日産「キューブ」。ミッドサイズはレクサス「CT200h」、トヨタ「カローラアクシオ/フィールダー」、トヨタ「プリウス」。ミニバンはホンダ「フリード」、トヨタ「ウィッシュ」、トヨタ「ヴォクシー」となった。

ブランド別ランキングセグメント別トップ3

(編集部:田中真一郎)
2012年 8月 30日