ニュース

日産、フランクフルトモーターショーで新型「エクストレイル」を世界初公開

日本のホームページでもティザーサイトを公開

新型「エクストレイル」
2013年9月10日公開

 日産自動車は9月10日、フランクフルトモーターショー(プレスデー:2013年9月10日~11日、一般公開日:9月14日~22日)の会場で、クロスオーバーSUVの新型車「エクストレイル」を世界初公開。2014年7月にヨーロッパ市場で発売するとアナウンスした。

 「日産が培ってきた4×4とクロスオーバーのノウハウを用いてまったく新しいコンセプトのクロスオーバーSUVとしてデビューする」という新型エクストレイルは、日産・ルノーアライアンスが新しく共同開発した「コモン・モジュール・ファミリー(CMF)」のプラットフォームを使った初めてのモデル。日産のグローバルな成長を支えるモデルとして190か国での販売を予定し、アメリカでは新型「ローグ」としてデビューする。

 また、日本市場向けについて正式な発表は特に行われていないが、この世界初公開に合わせて日産自動車のホームページ内で「ALL NEW X-TRAIL 2013-14 WINTER DEBUT」と表示された紹介Webサイト(http://www2.nissan.co.jp/X-TRAIL/NEW/)が公開されている。

新型「エクストレイル」

 エクステリアデザインは、これまでの無骨で力強いボックススタイルから、クロスオーバーらしいモダンでスタイリッシュなイメージに一新。内装ではシート表皮に高品質なレザーと洗練されたファブリックを設定。幾何学パターンのフィニッシャー、各所に配するクロームなどによってプレミアム感とプロテクト感を表現している。シートレイアウトはシアタースタイルとして、これまでにない7人乗り仕様も追加されている。

 ラゲッジルームには初代モデルから採用して好評の「フレキシブルラゲッジボード」を踏襲しつつ、収納性や使い勝手をさらに進化。また、「パワーテールゲート」を新採用する。ナビゲーションシステムはGoogleとの連携によって、目的地検索のほかに周辺検索や天気予報などのリアルタイム情報をドライバーに提供する。

 走行システムでは伝統ある電子制御4輪駆動システム「オールモード4x4-i」を中心に、世界初の「アクティブ・ライド・コントロール」「アクティブ・エンジン・ブレーキ」といった電子制御システムを採用。さらに坂道走行をサポートする「アップヒル・スタート・サポート(ヒルスタートアシスト)」「アドバンスド・ヒル・ディセント・コントロール」などの搭載により、さまざまなシーンでドライバーの思いどおりの安全な走りを実現。これらによって競争の激しいクロスオーバーSUV市場で新たなベンチマークになる1台を目指している。

(編集部:佐久間 秀)