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日産、2014年中に発売予定の新型「ムラーノ」をニューヨークショーで世界初公開
NASAから着想を得た「ゼログラビティシート」採用。燃費は約20%向上
(2014/4/17 00:00)
日産自動車は4月16日、2014年ニューヨーク国際自動車ショー(一般公開日:4月18日~27日)で、新型「ムラーノ」を世界初公開すると発表した。2014年中に発売を予定する新型ムラーノは米国・ミシシッピ州のキャントン工場で生産され、世界100カ国以上に輸出する予定。
新型ムラーノは、2013年デトロイトモーターショーで発表したコンセプトカー「RESONANCE(レゾナンス)」のコンセプトを受け継ぐクロスオーバーSUV。基本的なフォルムに加え、特徴的なブーメランシェイプのヘッドライト&リアコンビネーションランプ、リアピラーをブラックアウトしたフローティングルーフなどのデザインキーを継承している。量産モデルとなる3代目ムラーノは、初代、2代目とほぼ同等のボディーサイズながら、先代よりわずかに車高を下げつつ、ロング&ワイドなスタイルとなっている。また、フロントマスクにはグリルシャッターやフェンダーリップが与えられ、リアタイヤのディフレクター、一体型リヤスポイラーの形状改善、リアバンパーの表面仕上げなどによって、全体的な空力性能を現行モデルから17%向上。Cd値はスポーツカー並みの0.31を実現している。
パワートレーンはレゾナンスのハイブリッドから、コンベンショナルなV型6気筒DOHC 3.5リッターエンジンにスイッチ。最高出力は260馬力で、エクストロニックCVTとの組み合わせとなる。このパワートレーンの効率改善、車両の軽量化、空力性能の向上などにより、燃費は現行モデルから約20%向上するという。
インテリアも基本的なデザインをレゾナンスから踏襲。インパネはアーチ状の伸びやかなフォルムとなっており、中央にはマルチタッチコントロール付き8.0インチディスプレイを配置している。また、シートにはNASAから着想を得た先進的な「ゼログラビティシート」を全席に採用。リアシートは3つのクッションを組み合わせたデザインとなっている。