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英マクラーレン、全世界50台の限定生産モデル「MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ) 650S」

スタンダードモデルと異なるカーボンファイバー製のオリジナルパーツを多数採用

全世界50台の限定生産モデル「MSO 650S」(写真はすべてスパイダーモデル)
2014年7月4日(現地時間)発表

25万2500ポンド(MSO 650S クーペ)、27万2500ポンド(MSO 650S スパイダー)

 英マクラーレン・オートモーティブは7月4日(現地時間)、同社のビスポーク部門「マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)」が手掛けた全世界50台の限定生産モデル「MSO 650S」を発表した。ベースモデルの「650S」と同様、クーペとスパイダーが設定され、価格はMSO 650S クーペが25万2500ポンド、MSO 650S スパイダーが27万2500ポンド。2014年末までに初回納車が行われる予定になっている。

 2011年に創設されたMSOが手掛ける限定モデル。MSOチームとマクラーレン・オートモーティブのデザイン・ディレクター、フランク・ステファンソン氏がビジュアル面を担当し、ベースモデルとは異なるサテンフィニッシュのカーボンファイバー製のオリジナルパーツを数多く採用しているのが特徴という。

 ボディーカラーはマクラーレン・オレンジにアレンジを加えた「パパイヤスパーク」、濃厚なルビーレッドのメタリックフレークが配合されるメタリックブラックの「アグリガンブラック」、メタリックシルバーにゴールドを配合した「サリガンクォーツ」を設定。エクステリアでは、3ピース構造のリアバンパーに専用ディフューザーが備わるとともに、スポークのインサイドエッジをダイヤモンドカットフィニッシュで仕上げたパラジウムカラーの10スポーク スーパーライトウェイトアルミホイールなどを装備。このアルミホイールはベースモデルのホイールよりも4kg軽量化され、さらにチタニウム製のホイールボルトによって固定するなど徹底してバネ下重量の低減が図られている。

 インテリアではカーボンブラック・レザーとアルカンターラがあしらわれるとともに、ドライバーシートとパッセンジャーシート周辺にサテン仕上げのカーボンファイバーによるカラーリングが施された。また、エアベント部分やハンドルなどは光沢のある仕上げとしたほか、MSOブランドロゴ入りのカーボンファイバー製シルパネルに特製バッヂが装着される。

 なお、同モデルのオーナーにはフランク・ステファンソン氏のサイン入りスケッチ、MSOブランドのロゴがデザインされた本革製旅行鞄が贈られるという。

(編集部:小林 隆)