ニュース

日産、制御コンピューターの不具合で「ノート」をリコール。計12万2850台

プログラム書き換えで対応。スロットル開度が大きくなって意図以上に加速するおそれ

2015年3月20日リコール開始

 日産自動車は3月19日、ノートの過給器付エンジン搭載モデルの12万2850台をリコールすると発表した。リコール開始日は3月20日。

型式通称名リコール対象車台数
DBA-E12ノートE12-000001~E12-185908122,850台

 2012年7月25日~2013年12月10日に生産された現行型ノートの前期モデルで、スーパーチャージャーを持つHR12DDRエンジンの搭載車が対象となる今回のリコールでは、過給器付エンジンの制御コンピューターでエンジン始動状態の判定プログラムが不適切となっており、エンジン始動直後にCVTのセレクト操作をすばやく行うと、スロットル開度補正制御が継続されることがある。これにより、通常よりもスロットル開度が大きくなり、最悪の場合は意図するより加速するおそれがあるとしている。

 改善の内容としては、エンジン制御コンピューターのプログラムを対策プログラムに書き換えて対策する。リコール対象車として紹介されている車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれているので、詳細については購入ディーラーでの確認などを呼びかけている。

基準不適合発生個所。対策後は銀色のシールがモデルナンバープレートの右横に貼り付けられる

(編集部:佐久間 秀)