ニュース

ヤマハ、F1エンジン搭載のスーパーカー「OX99-11」を12月末まで「コミュニケーションプラザ」に展示

11月14日開催の「ヤマハ歴史車両デモ走行会・見学会」でデモ走行を披露

2015年12月末まで展示

 ヤマハ発動機は、11月14日にヤマハ袋井テストコースでデモ走行(雨天の場合は中止)を披露する「OX99-11」を、同社本社工場に併設する企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」に12月末まで展示する。

「OX99-11」は、1992年に発表したF1エンジン搭載のスーパーカー。当時ヤマハ発動機が参戦していたF1マシン用のV型12気筒3.5リッターエンジンを搭載、車体中央にドライバーズシートを配置したミッドシップのスーパーカーとなる。

 流麗なスタイルは、日本を代表するカーデザイナー由良拓也氏によるもので、カーボンモノコックフレーム、ハンドメイドのアルミ製ボディで軽量化を徹底し、究極まで空力を追求した。一般道路を走行できるGPスーパーカーとして開発された「OX99-11」だったが、発表後間もなく世界的な景気後退により発売することはなかった。

 なお、「OX99-11」がデモ走行を披露する「ヤマハ歴史車両デモ走行会・見学会」は、ヤマハ発動機創立60周年に合わせて7年ぶりの開催。静岡県・ヤマハ袋井テストコースで2輪車54台、4輪車3台を展示するとともに、製品第1号「YA-1」やレーシングマシンなど29台、トヨタ自動車と共同開発したトヨタ「2000GT」やレクサス「LFA」のデモ走行も行われる。開催時間は11月14日の12時~15時30分。入場は無料。

(編集部:椿山和雄)