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自動走行ロボットが「7NOW」の屋外配送開始 LOMBY、セブン‐イレブン・ジャパン、スズキが南大沢エリアで実証実験開始
2025年5月19日 18:57
- 2025年5月19日 発表
LOMBY、セブン-イレブン・ジャパン、スズキは5月19日、セブン-イレブンの商品お届けサービス「7NOW」の注文商品を、屋外型自動走行ロボット「LOMBY」で届ける実証実験を東京都八王子市の南大沢エリアで開始すると発表した。
実施期間は2025年5月19日～2026年2月28日（予定）。実施エリアは東京都八王子市南大沢エリア、注文時間は9時30分～20時。対象アイテムは、セブン-イレブン店頭の約3000アイテムで、セブン-イレブン南大沢駅前店、セブン-イレブン八王子南大沢店の店舗の取り扱い商品に準拠。配送料は330円。
実証実験に使用する屋外型自動走行ロボットは、スズキが電動モビリティベースユニットの設計・開発を担当し、LOMBYが自動配送ロボットの試作、配送システムの開発、実証実験等を行なっているもの。
同実験では国内の屋外ロボット配送における配送可能エリアと対象戸数は最大規模とし、配送先地点を指定せず、対象のセブン-イレブン2店舗を中心とした南大沢エリア全域の個人宅（集合住宅の場合はエントランス周辺）等まで配送される。
南大沢エリアは丘陵地の多摩ニュータウンに位置するため階段や坂道が多く、また、入居開始から40年以上が経過して高齢化が進んでいる。実証実験では、少子高齢化や将来的な配送員不足などのさまざまな社会課題を背景に、お買い物が難しいエリアや状況における解決方法の1つとして、自動走行が可能なロボットによる配送が検討される。
今後の実用化も見据えて、セブン-イレブン店舗の約3000アイテムを配送できる実サービスである「7NOW」との連携、信号や横断歩道等も自動認識して配送できる点、スズキの電動車いすをベースとした台車（電動モビリティベースユニット）を活用した安全安心な走行などが同実験の特徴としている。
実証実験の実施にあたっては、協力する南大沢スマートシティ協議会とも連携しながら、地域の利用者の利便性向上と、買い物に伴う移動時の負担軽減につなげるとともに、ロボットによる配送の社会受容性やニーズを把握しながら実用化につなげるとともに、他エリアでのサービス展開を目指すとしている。
