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トヨタ、通話もできる子供の見守り用スマートウォッチ「サユー(SayuU)」展示

トヨタの「サユー(SayuU)」。やや大きめのスマートウォッチ形状のデバイス。子供の見守りを目的としている

 トヨタ自動車は、5月21日~23日の3日間にわたってパシフィコ横浜で開催されている「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」において、通話もできる子供の見守り用スマートウォッチ「サユー(SayuU)」を展示した。

 サユーは、スマートウォッチタイプのGPSデバイスで、子供が身に着けることを想定。子供の位置がGPSによって分かるほか、あらかじめ登録したスマートフォンであれば通話やチャットをすることもできる。

あらかじめ登録したスマートフォンであれば通話やチャットができる。電話番号は使えない

 また、9軸の加速度センサーを装備。危ない箇所において子供が左右の安全確認などを行なっているかを知ることができ、子供と一緒に交通についての話し合いも可能だ。

 トヨタスタッフによると、開発のきっかけは歩行中の交通事故死傷者数は7歳が最も多いということが統計データで出ていること。子供の事故を減らしていきたい思いもあり、位置が分かり、安全確認などの振る舞いが分かるスマートデバイスの開発にいたった。

親の電話機を想定。電話がこのようにかかってくるほか、どのような振る舞いをしたのかが分かるようになっている

 少し大きめのスマートウォッチ形状のデバイスには、液晶ディスプレイや加速度センサーに加えeSIMを装備。このeSIMによって通信を行なっており、IIJの回線を使っているとのことだ。

 そのため価格は、デバイス本体が1万6500円(人とくるまのテクノロジー展で配布しているチラシから5月末までに申し込むと5000円引き)、月額使用料1210円という構成になる。

 実際の使用感などは人とくるまのテクノロジー展で確認していただきたい。

チャットや絵文字の送信も可能となっていた