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フィアット、初のハイブリッドモデル「600 Hybrid」 20万円お得なローンチプライスを限定600台設定

2025年5月27日 発売
600 Hybrid:365万円
600 Hybrid La Prima:399万円(600台限定)
600 Hybrid La Prima:419万円
フィアット初のハイブリッドモデル「600 Hybrid」が発売された

 フィアット(Stellantisジャパン)は5月27日、ブランド初のハイブリッドモデル「600 Hybrid(セイチェント ハイブリッド)」を発売した。価格は「600 Hybrid」が365万円、「600 Hybrid La Prima」が419万円。また、600 Hybridの発売を記念して、「600 Hybrid La Prima」を20万円引きの399万円で購入できるローンチプライスを600台限定で用意する。

 600は、Dolce Vita(ドルチェ=ヴィータ)の世界を表すアイコニックなイタリアンデザインに、快適性と革新性、テクノロジーを詰め込んだ、コンパクトなSUV。1955年に発売した初代「600」や「500e」からインスピレーションを得たデザインを随所に散りばめ、2024年9月に発表したBEV(バッテリ電気自動車)の「600e」に続いて、今回マイルドハイブリッド車「600 Hybrid」が追加された。

600 Hybrid

 エクステリアは、初代600から着想を得たデザインに、500eのかわいらしさを融合。ヘッドライトからサイドへのフォルムや、リアナンバープレート上部の形状、全長に対するボンネット比率など、随所に初代600のエッセンスを継承。フロントフェイスは「BIG SMILE」をコンセプトに、ヘッドライトを目としてデザイン。どこかいたずら心を感じさせるような笑顔を表現した。また、グロスブラックのアクセントを随所に採用し、18インチダイヤモンドカットアルミホイールとともに精悍さを際立たせた。

 ボディカラーは、イタリアを感じられる鮮やかな「サンセットオレンジ」「スカイブルー」「ホワイト」に加え、Hybrid専用色として、イタリアの海をイメージした「シーグリーン」を新たに設定した4色展開となる。

サンセットオレンジ
スカイブルー
ホワイト
シーグリーン(Hybrid専用色)

 インテリアは、2スポークステアリング、丸型メータークラスター、楕円形のダッシュボードパネルなど、初代600の象徴的なデザイン要素を採用。ベースモデルはボディ同色のダッシュボードとブラック色のファブリックシート(FIATモノグラム入り)を、La Primaはアイボリーのダッシュボードとエコレザーシート(FIATモノグラム入り)を採用し、Dolce Vitaの世界観を体現。ラゲッジルームは、385Lの容量を備え、後部座席を倒した状態で最大1256Lの積載が可能なほか、15Lという大容量のセンターコンソールを含む、計30Lの収納をフロント各所に備えている。

ベースモデルの内装はボディ同色のダッシュボードとブラック色のファブリックシート(FIATモノグラム入り)
La Primaの内装はアイボリーのダッシュボードとエコレザーシート(FIATモノグラム入り)

 搭載するパワートレーンは、新開発のガソリンターボエンジンと電動モーターを内蔵した6速デュアルトランスミッションを組み合わせた、フィアット初の新世代48Vマイルドハイブリッドシステムを採用。電動モーターのアシストによって、低速から力強いトルクが立ち上がり、スムーズで心地よい加速を味わえるほか、走行状況によって最大約30km/hまで100%電動走行も実現。

 信号待ちの多い市街地走行では、1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態となり、市街地での実用燃費を飛躍的に向上させた。また高速での定速走行時は、エンジンを使用。中速域で安定した走行中は状況に応じてエンジンとモーターを切り替えて走行し、23.2km/L(WLTCモード)の燃費性能を達成した。

燃費は23.2km/L(WLTCモード値)

 運転支援機能は、前を走行するクルマを検知し、車両と安全な車間距離を保つようサポートする「アダプティブクルーズコントロール(STOP&GO機能付き)」を搭載。前方の車両が停止すると、車両を停止させるよう制御してくれる。また、車線内の任意の位置を設定しステアリングを握ることで、その位置を維持する「レーンポジションアシスト機能」を搭載。

 さらに、運転席にはドライバーの疲労を軽減してくれるリラクゼーション機能「アクティブランバーサポート」を搭載するほか、リアバンパー付近に足を入れるとトランクゲートが自動で開き、手が荷物でふさがっている状態での積載をサポートしてくれる機能「ハンズフリーパワーリフトゲート」を搭載。

 加えて、車両周囲1mより遠ざかると自動施錠、車両周囲3m以内に接近すると自動解錠して、ドライバーのシームレスな乗り降りを実現するキーレスエントリー(プロキシミティセンサー付き)も採用した。

デザインスケッチ