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プジョー、マイルドハイブリッド仕様の新型「308 GT Hybrid」デビュー PHEVモデルの名称変更も
2025年6月4日 15:14
- 2025年6月4日 発売
- 479万円
プジョー(Stellantisジャパン)は6月4日、新開発のハイブリッドパワートレーンを採用した「308 GT Hybrid」を発売した。価格は479万円。今回のマイルドハイブリッドモデルの発売を機に、すでに発売しているPHEV(プラグインハイブリッド)モデルの名称を「308 GT HYBRID」から「308 GT Plug-in Hybrid」に、「308 SW GT HYBRID」から「308 SW GT Plug-in Hybrid」にそれぞれ変更する。
今回発表された308 GT Hybridは、新開発の直列3気筒DOHC 1.2リッターターボエンジンと、電動モーターを内蔵した6速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステムを採用。2025年3月に発売となったシトロエンの新型「C4」でも同様のシステムが採用されるが、プジョーブランドのラインアップで同パワートレーンを搭載するのはこのモデルが初めて。
電動モーターのアシストによって発進停止時の振動は抑制され、低速からの力強いトルクの立ち上がりとともにスムーズで心地よい加速を味わえるという。また、低速時の100%電動走行も実現しており、走行状況によって約30km/hまで電気による走行を可能とした。信号待ちの多い市街地走行では、1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態となり、実用燃費を飛躍的に向上させるとのこと。ガソリンエンジンモデルと比較して約15%の燃費性能改善を実現し、WLTCモード燃費は20.6km/Lとした。
また、新開発のガソリンターボエンジンは前型と比べ、タイミングベルトから強度の高いタイミングチェーンに変更、ミラーサイクル採用、ターボチャージャーの可変領域の拡大、ローラー式バルブリフターによる摩擦低減、インジェクターの高圧化(最大噴射圧 35MPa)といった改良を行ない、全体の約40%のパーツを刷新。その結果、エンジン最高出力は6PS向上し、ハイブリッドシステムトータルでの最高出力は107kW(145PS)。ガソリンエンジンモデルと比べ約11%の出力向上を実現している。
ボディカラーは「オブセッションブルー」「エリクサーレッド」「ペルラネラブラック」「オケナイトホワイト」の合計4色から選択可能となっている。




