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豊田章男会長、トヨタイムズビジネスで豊田自動織機のTOBについて語る

富士24時間レースにおける一コマ。水素カローラのスタートドライバーである中嶋一貴選手(左)を激励する豊田章男会長(中央)と、レースに訪れたACO ピエール・フィヨン会長(右)

 6月3日に、トヨタ不動産をはじめトヨタグループから発表された「株式会社豊田自動織機の株券等に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」。このリリースは豊田自動織機株の公開買付けを行ない、豊田自動織機株を非公開化するもので、複雑なスキームが組まれていた。

 公開買付けであるTOBへ向けては、トヨタグループの株主であるトヨタ不動産が約1800億円出資し、トヨタグループとの連携・協調を実現するために新たに持ち株会社を設立。そこに豊田章男氏もコミットメントの観点で10億円の出資を行なうことから、さまざまな憶測も出ており、「モビリティカンパニーへの変革」のためといわれても難しい部分があった。

富士24時間レースのスタート時は雨だったが、セカンドドライバーである豊田章男会長ことモリゾウ選手がドライブするころにはドライ路面に
【緊急配信】トヨタの“ルーツ”豊田自動織機 非公開化へ|トヨタイムズビジネス

 公開株式に対する情報開示のため、市場のルールを守るためには正確な情報を開示する必要がある。そのため憶測に対してはさらなる情報開示が求められていたが、トヨタはオウンドメディアであるトヨタイムズにおいて豊田章男会長が自ら語る番組をトヨタイムズビジネスとして公開した。

 そこではTOBをする目的や意図などが語られており、豊田自動織機というトヨタの源流起業に対する思いも明らかにされている。トヨタが今後どこへ向かうのか指針となる情報も含まれており、参考になる情報も非常に多いものとなっている。