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アルファ ロメオ、新型コンパクトSUV「ジュニア」導入 ハイブリッドとEVの2本立て
2025年6月24日 12:27
- 2025年6月24日 発売
- 420万円~556万円
アルファ ロメオ(Stellantisジャパン)は6月24日、新型コンパクトSUV「Junior(ジュニア)」を発売した。価格はハイブリッドモデルの 「Junior Ibrida Core(ジュニア イブリダ コア)」が420万円、「JUNIOR lbrida Premium」が468万円。EV(電気自動車)の「Junior Elettrica Premium(ジュニア エレットリカ プレミアム)」が556万円。また、発売を記念した限定車 「Junior Ibrida Speciale(ジュニア イブリダ スペチアーレ)」を200台限定で設定しており、こちらの価格は533万円。
1910年6月24日にイタリアのミラノで創業したアルファ ロメオだが、その115年後にあたる2025年6月24日にジュニアを発表。車名のジュニアは1960年代に登場した「GT 1300ジュニア」に由来し、スポーツカー「ジュリア・スプリントGT」のデザインを受け継いでいるという。
アルファ ロメオが先鞭をつけたデザイン手法“コーダトロンカ”採用
エクステリアはトリノを拠点とするアルファ ロメオ・チェントロスティーレ(デザインセンター)が手掛け、随所にアルファ ロメオの伝統的なデザインを取り入れた。代表例として3眼ヘッドライトや進化したトライローブ(三つ葉)形状のフロントグリル、1960年代にアルファ ロメオが先鞭をつけたデザイン手法“コーダトロンカ”(空力特性のためにリアエンドを断ち切ったデザイン)などが挙げられ、機能的で情熱的なイタリアン・デザインを体現したとのこと。
インテリアはドライバーを中心として設計されたコクピットを基盤に最新技術を採用。インストルメントパネルの計器類はレーシングカーのように奥まった位置にレイアウトされ、モータースポーツのDNAを感じさせながら高い視認性を確保するテレスコープデザインを採用。中央には10.25インチのタッチスクリーンを備え、ホーム画面をドライバーの好みにカスタマイズしてほしい機能に素早くアクセスすることを可能にした。また、エアコン吹き出し口やメーター、コンソール周辺にLEDライトを配置し、夜間の車内空間に上質な雰囲気と高揚感をもたらす。
ラゲッジルーム容量はイブリダで415L、エレットリカでは400Lと、クラストップレベルの容量を確保した。
そのほかアダプティブクルーズコントロール(STOP&GO機能付き)、ブラインドスポットモニター、レーンキーピングアシスト、360°パーキングセンサー、180°リアカメラなどが全モデルに標準装備される。また、利便性を高める装備としてキーを取り出さなくてもクルマに近づくだけでロックが解除され、離れると自動で施錠されるプロキシミティアクセス機能や、荷物で手がふさがっていてもバックドアを簡単に開閉できるハンズフリー電動テールゲートが備えてある。
パワートレーンは直列3気筒DOHC 1.2リッターターボチャージャー付エンジンと16kWのEモーターを内蔵した新開発デュアルクラッチトランスミッション(eDCT)、48Vバッテリからなるマイルドハイブリッド仕様のIbrida(イブリダ)、WLTP基準で最長494kmの航続距離を実現するEV「Elettrica(エレットリカ)」の2種類。
マイルドハイブリッド仕様のイブリダでは、エンジンに熱効率を高めるミラーサイクル方式を採用するとともに、可変ジオメトリーターボによって低回転から高回転までフラットなトルク特性を実現。また、バルブトレインの改良によりエンジンの耐久性も向上し、システム全体の最高出力は145PSとした。
また、発進時や渋滞時といったストップ&ゴーを繰り返すシーンではEモーターのみでの走行が可能で、Eモーター走行中でもエンジン走行時と同様にアクセルを離すとクルマがゆっくりと前進するクリープ走行に対応。さらにマニュアル感覚の走りを楽しめるパドルシフトレバーも装備された。
一方のエレットリカでは54kWの大容量リチウムイオンバッテリを搭載し、最大494km(WLTP)の航続距離を実現。また、バッテリ温度を自動で調整するシステムを備え、安定した航続距離と長寿命化を確保したという。CHAdeMO方式の急速充電と普通充電に対応する。モーターは最高出力115kW(156PS)、最大トルク270Nmを発生する。
イブリダのグレード別装備について
ジュニア イブリダ コアはベースグレードで、LEDマトリクスヘッドライトをはじめ17インチアルミホイール、10.25インチタッチスクリーンナビゲーション、Connectシステム、ファブリックシート(前席シートヒーター付)、8色のカラーが選択可能なアンビエントライトなどを標準装備。
そのコアをベースにさらなる上質さを兼ね備えたモデルがジュニア イブリダ プレミアムとなり、ブラックルーフを備えた2トーンカラーを選択できるほか、グロスブラックボディキット(Junior Ibrida Premiumのみ)、18インチアルミホイール、レザーステアリングホイール、ファブリック/テクノレザーシート(前席シートヒーター、運転席アクティブランバーサポート付)、アルミニウムキックプレートなどが装備される。
さらにジュニア イブリダ スペチアーレはラインアップの最上位にあたるモデル。アルファ ロメオの象徴である「スクデット」(盾グリル)が、BEVモデル同様にプログレッソ・デザインとなるほか、サンルーフ、マットブラック&レッドインサートボディキット、レザー&アルカンターラステアリングホイール、サベルト製スポーツシートが用意される。















