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「頭文字D」の魅力をアンガールズ田中卓志さんが熱弁 「『頭文字D 30th Anniversary 2days』開催記念イベント」に登場

2025年8月6日 開催
「『頭文字D 30th Anniversary 2days』開催記念イベント」に登壇したアンガールズの田中卓志さん

 富士スピードウェイは8月6日、アンガールズの田中卓志さんが登壇する「『頭文字D 30th Anniversary 2days』開催記念イベント」を東京都内で実施した。イベントでは自他ともに認める「頭文字D」の原作ファン代表として、アンガールズ田中卓志さんが作品の魅力を熱弁した。

 富士スピードウェイでは2025年9月13日〜14日に、大ヒット漫画「頭文字D」の連載開始30周年を記念したスペシャルイベント「頭文字D 30th Anniversary 2days」を開催する。会場となる富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)では「頭文字D」の世界観を再現したデモランや原作に登場する実車展示、限定グッズ販売など、作品の魅力と歴史を五感で体感できるコンテンツが用意される。

藤原拓海になりきるアンガールズ田中さん
「ハチロク」の日に合わせて8月6日に「『頭文字D 30th Anniversary 2days』開催記念イベント」が開催された

 この日開催された「『頭文字D 30th Anniversary 2days』開催記念イベント」は、イベント本番に向けて「頭文字D」の魅力を伝えるために、アンガールズ田中さんを招いてトークなどが展開された。

 トークセッションに参加したアンガールズ田中さんは、頭文字Dにハマった理由について、「クルマの絵のカッコよさとかもあるんですけど、やっぱりバトル。バトルで、なんでこっちが勝つのかとか、なんでこっちが負けたのかを、ちゃんと理論的に漫画の中で説明してくれる。僕は理系なので、ずっとブレーキをかけていると、だんだんタレてくるんだとか、溝にタイヤを落として、ここに引っかかって抵抗をもらって回れるんだとか、それを物理的に考えながら見るのが、なんか楽しかった記憶がありますね、それでずっとハマっていました」と話し、「どのバトルにもちゃんと理論があって、心理的な理論とかもあったり、物理的な理論もあって、ここが勝負の分かれ目だったんだなってはっきり分かるのはうれしい。うれしいというか、読んでいて爽快だなと思いますね」との思いを語った。

 また、推しのキャラとシーンについて、アンガールズ田中さんは「もちろん拓海も好きなんですけども、中里毅ですね、妙義ナイトキッズの。やっぱり、やられる彼の負けっぷりが最高ですね」と明かした。

中里毅になりきって名シーンのセリフを発表するアンガールズ田中さん

 その中里毅が登場するバトルについて、アンガールズ田中さんは「彼はね、もう負けそうなんですよ、のっけから。スタートしてすぐにもう飛ばさない。 俺はバトルが好きなんだって、最初に踏み込まないんですよ。お前負けるぞ!っていう、のっけからフラグが立っていく感じ。ドリフトじゃなくて普通にちゃんとしたブレーキングで攻めていく、R32のパワーで立ち上がっていくっていう、この理論は確かにそれが最速なのかなっていうのは、何か自分の中にもあったから。でもドリフトがやっぱり勝ってほしいというのもあったり」との思いを話した。

 そのバトルで一番の盛り上がりを見せるシーンについて、アンガールズ田中さんは「一番最後のコーナーで、これインには来ないなっていって、ちょっとアウトに寄ったところを、(後ろから)光がす〜っとインに入ってくる、あの瞬間に鳥肌がバーって立って」などと紹介、「その後スピンして、なんか最後に“板金7万円コースかな”って言って、走り屋の経済事情なんかを教えてくれるみたいな。ああそうか、そういうことでちょっとお金がかかったりするんだな、みたいな、すべてが詰まってるっていうバトル。これ絶対、拓海が最後に倒してくれるんだっていう期待値というか安心感、それがいいですよね」と、お気に入りのシーンについて解説した。

アンガールズ田中さんが「頭文字D」のセリフの一部を空欄にした「原作名シーンクイズ」に挑戦。登場人物のセリフをフリップに書いてオープン

 その後イベントでは、アンガールズ田中さんがセリフの一部を空欄にした「原作名シーンクイズ」に挑戦するなど、「頭文字D」の魅力を深堀りするコンテンツが展開された。

アンガールズ田中さんはセリフの一部を空欄にした「原作名シーンクイズ」に挑戦。5問中、4問正解し「赤城最速級」の称号を獲得

 イベントの締めくくりに、アンガールズ田中さんは「漫画が30周年を迎えるということで、昔に頭文字Dを読んでいたんだという人も、もう一度読むとまた新鮮に楽しめたりしますので、イベントで集まって、それで頭文字Dのことをみんなで話し合って、何か盛り上がってもらえたらなと思います。僕もちょっと富士スピードウェイに行ってみようと思うので、皆さんその時に会いましょう」と頭文字Dのファンに向けてメッセージを贈った。

「『頭文字 D Anniversary 2days』開催記念イベント」一般向け展示として、2025年8月6日に代官山 T-SITE メインストリート(東京都渋谷区猿楽町 16-15)に「AE86」の実車展示が行なわれた
左から、レーシングドライバーの平手晃平選手、アンガールズの田中卓志さん、富士スピードウェイ株式会社の尾崎重昭氏

【お詫びと訂正】「頭文字D 30th Anniversary 2days」について、記事初出時の表記に誤りがありました、お詫びして訂正させていただきます。